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本気度を見直してみた話(C-001 2018.05.08)

それまでの私は本気の"つもり"でも、どこまで本気だったのか……。私の思いやあり方、そして本気が伝わった、そんなエピソードを紹介します。今日の気づきは、「自分の本気が、相手に伝わる」「うまくいかない時は、自分の本気度を見直してみる」です。

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この記事は、メールマガジン【前進の軌跡】(2018年5月8日配信、創刊号)の転載です。

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「シンプルなメッセージを伝え続け、活動し続けたら、どんな違いが生まれるのか」

減災チーム・トイレの備え(注:現在は「チーム・トイレの自由」、以下同じ)の日々の実践を代表の長谷川自らが、失敗も含め、ありのままにレポートします。焦点を当てるのは、結果ではなく、試行錯誤や工夫です。

皆さん、ゴールデンウィークはどんな風に過ごされましたか。桜の開花が例年に比べて早かった今年は、ほかの花も見頃がずれたようで、普段では見られない草花を観賞できた方もいらっしゃるでしょうか。

私は人の多いところが苦手です。連休中は事務所にこもって、トイレの備えのウェブサイトをせっせと更新していました。全国で1,788ある各自治体の地域防災計画の一覧リンク集をつくりました。

これを使って、各自治体の「トイレの備え」を検証していきたいと思います。

では、早速今日のコンテンツにいってみましょう。話題はその、携帯トイレについて。

どれくらい本気か

携帯トイレトレーニングでは、体験の最後に携帯トイレを渡します。

「家に帰ったら最後まで、用を足すところまでやってみてください」

トレーニングの場ではパンツを下ろしません。それでも使い方体験として価値がありますが、実際に最後まで使ってみると、さらに多くのことに気づきます。実物の携帯トイレの配布は、トレーニングに不可欠なのです。

これまで主旨に賛同したメーカーさんから無償で提供してもらい、体験者に配布してきました。しかし、体験者数が飛躍的に多くなるにつれ、無償で提供を受け続けることに、私自身が不安を感じ始めました。

「このまま体験者が増えたら、いずれは提供してもらえなくなるのでは」

それを伝えると、チームの一員である女性からこう言われました。「練習だけでなく実際の体験は絶対に必要。主催者に費用を負担してもらって、少しお金を払ってでもメーカーさんに提供してもらいたい!」

彼女はチームに入った一番最初の仲間。私が見えていない、あるいは見逃している点に気づくきっかけになる、大切な言葉をストレートにぶつけてくれます。

私は、あらためてメーカーさんに気持ちを伝えました。何とか携帯トイレを提供してもらえないか。方法の検討を依頼しました。
・ 無償で提供してもらえるか
・ 配布用として安価に提供してもらえるか
・ 使用期限が近い、あるいは切れているものを提供してもらえるか
・ その他に方法はないか

各社はただちに回答をくれました。
A社:年間計画を出してもらえれば、可能な限り無償提供する
B社:期限切れが10万個ある。送料を負担すれば全て無償で提供可能
C社:仕様変更前の販売不可品がわずかだがある。提供可能

この3社へは、これまでも同じようなお願いをしていました。しかし、ここまで明確な答えをもらったのは初めてでした。とくにB社の回答が嬉しく、霧が瞬く間に晴れた気分です。

私の思いやあり方、そして本気が伝わったのだと思います。それまでの私は本気の"つもり"でも、どこまで本気だったのか。仲間の存在に感謝です。

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◇今回の気づき
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自分の本気が、相手に伝わる
うまくいかない時は、自分の本気度を見直してみる

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この記事は、メールマガジン【前進の軌跡】(vol.001  2018年5月8日配信)のコンテンツ部の転載です。(タイトルの"C"は、"Content"の頭文字)
あきらかな誤字・脱字を除き、当時の文章をそのまま「軌跡」として残します。

この日の「編集後記」はこちら。


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