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【マッチング対策②】見学編

はじめに

見学スタイルや見学の重要度は病院によって全く違います。そのため、可能なら事前に先輩からその病院の見学情報を貰っておけば、効率よく見学の対策が可能です。
とはいえ、見学先を内緒にしておきたかったり、そういう先輩がいなかったりすると思うので、万全の準備バージョンを共有します。

そもそも、マッチングシステムなどについて基本的な知識がないままにマッチングを終えている友人もいたので、基本的な知識が得られる重要サイトを紹介しておきます。

マッチングシステムや過去のマッチング結果→https://www.jrmp.jp/
病院の口コミについて→HOKUTO(アプリ)

自己紹介の仕方

自己紹介を求められる病院もあれば、そうでない病院もあります。
求められた場合は、短く印象に残る挨拶を心がけましょう。
私が、しっかり自己紹介をさせてくれる病院に見学に行った際の例をご提示します。大学の某教授に習った自己紹介法です。
その場にいた先生からは、「ウチの病院は沢山の学生が見学に来るけど、過去イチ印象に残る自己紹介だった」と、おっしゃっていただきました。

①所属・ 氏名を”端的に”名乗る(ここでは情報量はほぼ0)
「〇〇の西川と申します。」
②特技・趣味("Originality"がポイント)
「中高からプログラミングが特技で大学では医療AIの研究をしていました。(論文も4本執筆しています)」
③アピールポイント("Utility"がポイント)
「医療AIの事なら何でも答えられるので, 是非お話しさせていただけると幸いです」

某病院見学時の自己紹介

質問集

2024/1/1時点のものになります。
初期研修医として働き出したら付け足していきます!

  • 救急
    上級医からのフィードバックの有無
    研修医が担当する業務
    救急の体制(人数・時間)
    ※救急車の受入数・三次救急の有無はネットで分かります

  • 当直
    上級医の指導体制
    日数
    当直明けの勤務

  • 業務
    科ごとの勤務時間
    スケジュール
    研修医の業務内容(病棟管理など)
    担当患者数
    手技(研修医の間はあまり重要ではないが、例えば後期研修で手技が遅れる病院も多い。例:内視鏡を持てなかったり)

  • 環境
    給料(あまり重要ではないが、時間外手当などは聞いてみないと実情が分からなかったりする)
    休日・長期休暇

    食堂や周辺施設
    イベント
    ※待遇的な質問は採用に無関係な研修医の方などに聞くこと!

  • 病院
    強い科(面接はこれに合わせる必要がある)
    研修医室

  • マッチング対策
    筆記(卒業試験やOSCEなど忙しい時期に受験することになるので、どの程度の勉強が必要かなど事前に知っておいた方がいい)
    面接(どんなことを聞かれるのか・誰が面接するのか等は面接直前期に気になり始めます。いろんな人に聞いておきましょう)

  • その他
    後期研修について(面接では後期も残ると断言する必要がある。そのためには、その病院での後期研修をイメージできた方がいい)
    研修医や上級医の表情や関係性
    出身大学の割合
    勉強会の内容

オプション系(勉強会・当直)

必ず出席して、質問しておきましょう。万全を期すべきです。
行きたい病院の判断材料としても凄く大事だと思います。
当直を志願して参加したりしましたが、良い経験でした。
勉強会が充実している病院などでは、志望理由などに使えることが多いです。

基本項目チェック

当たり前な内容ですが一応記載しておきます。

  1. 服装などの身だしなみを整える
    スーツ、ネクタイ、革靴、派手でない鞄

  2. 病院に入る前に上着は脱ぐ

  3. 元気に挨拶する

  4. 説明をきちんと聞く(メモを取る)

  5. お礼を伝える(超人気病院なら手紙だと無難)


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