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upしたmixでも振り返ろうかな【2/28】

mixcloudのアップロード上限が10件になるのにかこつけて過去の自分のmixにあーだこーだ言いまくる企画です。細かくやろうと思った経緯とか書いたのは1回目の記事参照。


アニソンシンフォニック! vol.7

2015年12月5日、京都スワロウテイルで毎月開催されていたアニメソング原曲イベント『アニソンシンフォニック!』の再現mixですね。最近の自分を知ってもらった人からすると驚くかと思いますが、アニソン原曲イベントのレギュラーをやってた時期もあります。当時の自分は通っている大学の立地の都合もありどちらかというと京都へ足を運ぶことが多かったので、こうして定期的にDJとしてプレーさせて頂く機会があるのはありがたいことでした。自分が名古屋で仕事することが確定するまでやらせてもらったので所属期間的には結構長かったです。

また、マンスリーのアニソン原曲パーティは新譜に対するアンテナを張る必要があるので知らない曲との出会いとしても活動初期には本当にお世話になった思い出があります。この後見ていくので今言うことでもないけど自分の選曲には偏りありますが…。

色々挑戦したらしい。お手並み拝見。

プレイリストは下記。

ザッと見て分かる通り挿入歌とか多いですね。アニソンシンフォニックというパーティ自体そこまで厳密にアニメ主題歌に限定してなかったので、それこそ自由にやらせてもらってたんですがそれに甘えて挿入歌・キャラソン・ノンタイアップとか流してた覚えがあります。貴様レギュラーDJやろがい!

ただまあ、大学生の財布事情的に音源の収集スピードがそこまでじゃなかったし(ライブラリ豊富じゃない)、当時の自分のプレーに関して「好きな曲を見に来てくれた人にも好きになってもらう」という布教的な一面を持って活動してたこともあってそういう感じになってたと思います。

番手としては2か3番手だった気がするんですが…。45分と長めの持ち時間でどうやって行くのか。早速聞きながらツッコんで行こうと思います。


◆入りのパルス、良い曲なんだよな…。もし今使うならゆっくりめの流れからガラッと切り替えるために差し込む気がするけど。この時はボーカル歌い出しから始まるので起用した気がします。パルス→止マレ!の流れですが、ミックスはそこまで上手くなくて(止マレ!自体ミックスしながら入れるの難しい気がするけど)、パッションで行ってますね。もちろんハレ晴レユカイとかも好きなんですけど止マレ!めっちゃ好きなんですよね。

Stand Up!!!!めっちゃ綺麗に入っておもろい。当時はキー相性とかよくわかってなかったから似てる音とか合いそうなやつは手当たり次第試してた気がする。

◆当時アイドルマスターミリオンライブくんだったので「とにかくアイドルマスターミリオンライブの曲が良すぎる!皆聞いてくれ!」の気持ちが全面に出まくってるプレイリストが多いです。ミリオン2ndの未来飛行、マジで俺はそこに春日未来を見出してたんだよ…。(老人ホーム収容待ったなし)

◆先述したようなライブラリが貧弱だったり流したい曲に対する気持ちが前のめりになってたりで選曲が結構行ったり来たりでよく言えば自由、悪く言えばアニソンDJ的な脈絡がない感じ。知恵と勇気だ!メダロット、当時ウケてたかどうかまで覚えてないけど京都のお客さんって結構ロボに強い人が多くてその辺り意識で流した気もする。

知恵と勇気だ!メダロット→SAVIOR OF SONG、そもそも間奏が難しくて入れにくい、イントロのBPM揺れと尺の合わなさでmixとして聞くと大分無理してる感すごいですね。流石にこれは現場で聞いても厳しいか。パッション地帯です。

SAVIOR OF SONG→鳥籠スクリプチュア、これ最近出来てない「BPM完全に一致してる訳じゃないけど近いからギリそれっぽく聞こえる」のやつですね。ちまちまバレない程度にBPMを上げてくくらいしかやれることがなかったので当時この繋ぎは結構な発見だったはず。多分。

◆これは色々挑戦したやつに入ると思うんだけど鳥籠スクリプチュア→コバルト、フィルターエフェクトかけて繋いでますね(繋いでる?)何をもってしてエフェクトを使用した繋ぎをやろう!と思ったかまでは流石に覚えてないんですけど、これはチャレンジですね。というかそもそもエフェクト何に使えばいいのかよく分かってないと思う当時(今も怪しいけど)

スーパーウルトラハイパーミラクルロマンチック→せーのっ!、流石に笑っちゃった。アニクラのお客さんはDJが何から何を繋ぐかに対して真剣に聞いてくれるお客さんが多い印象なので、こういう選曲は今聞くと「あぶねえな~」と感じますね。
(と言いつつ、あまりにも型にハマるとそれは面白くないし、ただその作品同士の繋がりをキチンと踏まえたアニソンDJのパワーって見てないアニメの曲でも感じさせる何かがあり…)(今仲良くさせてもらってるアニソンDJの皆さんはそもそも"脈"を見出す力に秀ですぎてスゴいとしか言いようがないですが)

せーのっ!→Daring!!、これも今聞くとマジックだな…。奇跡的に尺が良い感じに重なるので繋がってるように聞こえるやつ。せーのっ!のBPMが174、Daring!!のBPMが124なのでハーフで取ってるって訳でもないので。こういう手法は前回の記事でも言及した「かけてる曲の音がヒュッと小さくなるタイミングで次の曲の一発目の目立つ音に合わせて再生すればええんやろ!」が活きてる気がします。最近はようやってませんが。ようやらない明確な理由もありますがこれはまた同じような繋ぎしてた時に書こうかな。ただこれが出来ると大幅なBPM変更が出来て便利だよなー。

◆これも挑戦だろうなと思うのがブレイブルー→DAYS、関連作品繋ぎ及び似たメロディや展開と重ねるやつ。mixの仕方とかはもうちょっとどうにかなるかなと思うけど着想を得て、実際やろうとするんだからそこは偉いよな。あと個人的にDAYSは2番以降のラップパート(?)好きなので聞かせてくれると嬉しい。ただまあ、いくら綺麗めに繋がると言ってDear sweet heart行くのは面白いけど。マジで良い曲だぜ…。

Dear sweet heart→マジLOVEレボリューションズ、これもきっちりBPM合わせてるわけじゃないですね。次に流す曲の1音目からの主張が強いので多少合ってなくてもそっちに意識行くだろうから…という魂胆かな。これは結構現場っぽい考えかもしれない。mixと現場DJの意識するとこの違いだなー、ただこれに関しては再現mixなので愚直に現場でやったまんまをやってるっぽい。選曲理由については女性のお客さんカバーだったと思う。そういうとこはレギュラーだしちゃんと拾わなきゃ…という気持ちあったんかな。

ばいたる☆エクササイズは確かどうしても流したかった覚えある。今はほぼ覚えてないけど振付入ってたしな…。あにとれ!EX、最高!

少女交響曲もまさかこんなあにとれ!EXの後に流されると思ってなかっただろうな…!悪気無いけどこのmixで一番怒られが発生しそうなポイント。ばいたる☆エクササイズの「後半戦、いっくよー!」を踏まえて雰囲気ガラッと変えたかったという意図があったのだが、説明されてやっと「ああ…?」くらいになるやつをやってもお客さんはついていけません!

Believe、アイマスカバーの方使ってるけどこれ当時ワンピースの主題歌の方持ってなかった線濃厚な選び方な気がする…。この後にNothing to fear流してるので沼倉愛美さんで繋ぎたかったという風にも取れるけどなんとなくこっちの理由の方が後付けな気がする。あと、この時を流したかったから一旦落としてるっぽい。ここの流れ自体は結構好きだけどな~。

◆前回のmixでも思ったけど前の曲のボーカル入ってるのに次の曲のイントロ聞こえるくらいには音上げてるのは意図的だったんかな。まあ綺麗に聞こえるならある程度は好みの問題だと思うんで別に良いとは思うんだけど今のスタンスだと次の曲をチラつかせまくるのが良いとはあんま思わないからやらんけども。今そう言う事したいときはループ組んで入れ込むようにしてるってのもあるかなー。

◆というのも、最後の未来ノスタルジアも入りのボーカルと先に流れてるまっしろわーるどと被っちゃってるのでどうしても聞こえとしてはうーんって感じになるんだよな。工夫でなんとか出来るのであれば、ボーカル同士が被らないようにする方がやっぱ良いよね。

◆最後2曲は「もうええやろ!俺が今好きな曲かけさせてくれ!」がいっそ清々しいレベルでもはやよろしいね。BPM差激しいからまたフィルター使ってるのちょっとアレだけど…。まあ良いでしょう!(何?)ってかTrancing Pulse良い曲すぎるしまた近いうちに流したいな…。


今振り返ると作品同士の前後関係とかそういうのが目につく感じはありますね。ただ、音源を集めるってのは一朝一夕でなんとかなるもんじゃないので多少偏ってもまあ、そんなもんかなーと。ある意味少ないライブラリの中で工夫しながらどうやって30~40分作り上げるかってのが面白いと思う。DJについて教えてください!と言われた時、ほぼ確実に「思うようにやれば良いし、自分が良いと思った人の真似するとこからやったら良いよ」って伝えるのはそういうとこで、最初から完璧なことやるんなら単純に技術勝負になって趣味でやっていくには苦しいかなーとも思うし。もちろんストイックに技術を高めている人もいると思うので一概には言えないですが。

選曲ライブラリが豊富な方が色々と試す幅が増えていろんなことできるんだろうけど、まあそれは各々の適性によるってとこなんかな。つまるところ好みの問題です。僕は特にアニソンをはじめとするコンテンツにまつわる楽曲のDJに関しては原初の衝動的なものを重視するので…。

このmixについてはこれくらいかな。今回はここらへんで。

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