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20代転職はやりがいだけを求めるべき理由

はじめに

突然ですが、あなたが転職したいと考える理由は何ですか?
今この記事を開いてくださったあなたは、少なからず転職に対して何かしらのアンテナを立てている方だと思います。

人が転職をしたいと思う主な理由は、「お金」「やりがい」「働き方」「人間関係」に大別出来ると思います。
(「働き方」ももっと細かく分ければ「住む環境」「ワークライフバランス」などがありますが、今回は割愛します)

転職を考えている人の環境、状況によって優先順位は様々だと思います。

ただ、あえて言わせてください。
20代で転職を経験した私が強烈に感じているのは、「やりがい」を第一にすべきだということです。
異論は認めます。私個人の考え方ですので、異論がある方もぜひ最後まで読んでいただけると嬉しいです。
(最後まで読んで納得できなかった方は、Twitterからでも、noteからでも私宛へのご意見は大歓迎です)

私の上記の主張を踏まえ、もしもあなたが今の仕事に「やりがい」を感じていて、「お金」「働き方」の理由で転職を考えているのであれば、転職は今すべきではないのかもしれません。

その理由をこれから書いていきます。

転職の軸の考え方

「『やりがい』を第一にすべき」という考え方に至った理由は下記2点です。
①20代のうちは自分の市場価値を高める経験が非常に重要であると考えているから
②多少の無理をするような働き方ができるのは、まだ所帯も持っておらず身軽な20代のうちだけだから

①についての考え方はシンプルで、市場価値が高い人材になれば、後からいくらでもお金は回収できるからです。
実際に私の職場であるメガベンチャーには、そういった経歴の方はごまんといます。

②については、昨今の働き方改革の波があるとはいえ、多少の無理をするような働き方ができるのは、まだ所帯も持っておらず身軽な20代のうちだけです。
(20代で結婚されて子供もいらっしゃる方もいますが、日本ではマイノリティーです)
実際に前職の大企業では、40、50歳まで安定だけを求めて働き、今のポジションと実力が釣り合っていない人が、ものすごく苦しんでいるような現場を沢山見てきました。

上記の様な理由から、やりがいを求める転職であればすべきであると考えており、この記事もそういった「やりがいを求める転職希望者」に向けて書いています。

そんな「やりがい」も分解すると、「職種」「企業のフェーズ」「環境」で構成されていると考えます。

職種

そもそもですが、今の仕事にやりがいを感じないのは、配属ガチャでたまたま巡ってきた仕事が、自分が本当にやりたかった仕事ではないからという可能性が非常に高いです。

もしくは、自分に向いていない、適性のない職種だからではないでしょうか?

上記の様な事案は新卒採用で特に起こりやすく、新卒の初期配属で決まった仕事が自分の天職である確率なんて、天文学的確率だと思っています。
総合職と呼ばれるような曖昧な枠で入社し、配属ガチャがうまくいくように祈る。
日本では当たり前になってしまっていますが、客観的に見たらなんともおかしな制度です。

その点、中途採用は職種別に採用されることが一般的なため、自身が希望した職種、仕事に就ける可能性が高いです。

ただし、ここで気をつけたいのは、「職種」という括りにおいても、さらに細分化して考える必要があるということです。

例えばあなたが「マーケティング」という職種を希望しているとします。
ここで思考を止めてしまう人は非常に多く、私の周りもそういった方は多いです。
マーケティングと一口に言っても様々な種類があります。

・SEO
・SNS
・広告運用
・ナーチャリング
・PR
・イベント etc…

上記はあくまでも一例にすぎず、更に分けると「BtoB or BtoC」「オンライン or オフライン」などもっと細分化できます。

このように、職種で考えてしまうとまたもや「やりがい」を感じられない仕事についてしまう可能性が高いため、「何に『なりたい』かより、何を『やりたい』か」まで解像度を高めることをおすすめします。

企業のフェーズ

企業フェーズとは、ざっくり言うと、ベンチャー、中小、大手など会社の規模感や成長率がどの位置にあるかということです。
実はこの視点を見落としている人が意外なほどに多いのです。

特に新卒ではブランドネームだけで大手に行く人が多いと思いますが、基本的に大手は成熟段階であり、先ほど書いたように自身のキャリアはかなり運要素が強くなります。

個々人の適性や思考によって、何か新しく生み出す「0→1」が好きなのか、もしくは今あるものを改善する「1→10」が好きなのかは、大きく分かれるはずなのですが、どうしても世間体やネームバリューへの意識が働いてしまいがちです。

企業のブランドだけで会社を選ばず、自分の適性や思考と会社のフェーズを合わせることが何よりも重要です。
実際に私自身も、大手日系企業から現在のメガベンチャーへ転職し、どちらのフェーズも経験しましたが、現職のメガベンチャーの方が圧倒的に適性があると感じています。

ちなみにベンチャーとは言っても、ミドルベンチャー、メガベンチャーなどさらに細分化されますが、どの程度自身にベンチャーが向いているのかを判断するようなツールも最近は出てきています。
ツールのみで判断するのは非常に危険なため、あくまでも参考程度にするのが良いですが、『向いている企業タイプ診断』なんかは面白そうなので、この記事を読み終わった後、一度試しにやってみてもいいかもしれません。記事の最後にリンクを貼っておきます。


環境

結局、人は周りの環境に左右される生き物であるということは、みなさんも共感いただけるかと思います。

そのため、「柔軟性」と「吸収力」が特に高い20代のうちは、誰と働くかという部分は今後のサラリーマン人生の土台を築く重要な要素となります。

中途採用の面接では、配属される上司との面接になることが多いため、そういった場でただ面接されるだけでなく、自身も面接官になって、一緒に働く相手の事を見極めることを怠らないようにしましょう。

また、面接の場だけで情報が足りないと感じたのであれば、遠慮せず追加で社員面談を組んでもらうように働きかけるのが鉄則です。

おわりに

いかがでしたでしょうか。
冒頭に述べた主張に対して少しはご納得いただけたでしょうか?

それでも「いやそんなのはおかしい!」「間違っている!」と思った方はぜひご意見いただけたらと思います。

もちろん「共感した!」「とてもわかる!」「役に立った!」と思ってくださった方の声もお待ちしております!


向いている企業タイプ診断
https://questi.jp/diagnoses/commons/company-type

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