思い出の札幌2歳S
今週は土曜日に札幌2歳S、日曜日に新潟記念と小倉2歳Sが行われます。
いよいよ夏競馬もオーラスですね。
夏競馬最終週の3重賞の中から今週は「思い出の札幌2歳S」を取り上げたいと思います。
9月の札幌開催がなくなって以降、すっかりクラシックに繫がらなくなってしまった感のある同レースですが、かつては名馬輩出レースとして名を馳せたものでした。
第3位 2018年 勝ち馬・ニシノデイジー
たった今「クラシックに繫がらなくなった」と書いたとはいえ、昨年の札幌2歳レースはなかなか見応えのあるものでした。
ナイママのまくりにピッタリとついていき、ゴール前できっちり交わしたニシノデイジー。
2歳馬、しかもモタモタする馬が多いハービンジャー産駒なのにまくりに対応できるあたり、なかなかの逸材だとその当時は思ったんですけどねえ。
東京スポーツ杯2歳S(1着)で人気を落としていたのにも驚きでしたが、その後あんなに成績を落としてしまったのにもビックリしました。
とはいえ、日本ダービーでは0.5秒差まで追い込んできましたし、また忘れたころに穴をあけてくれるとうれしいですね。
第2位 2002年 勝ち馬・サクラプレジデント
サクラプレジデントは、個人的にすごく好きな馬でした。
関東馬が弱い時代ということもありましたし(今も弱いですが)、サクラ軍団もバクシンオーやチトセオー、ローレルがいなくなって、ちょっと元気がない時期だったということもあったなか、プレジデントは久々に出たサクラ軍団の本格派だったわけです。
今調べてみたら、ローレルの有馬記念が1996年のことで、この札幌2歳Sが2002年。
その間5年以上、さくらコマースの重賞勝ちって1997年サクラエキスパートの愛知杯しかないんですって。
ごめんなさい、サクラエキスパートってどんな馬かまったく記憶にないです。
そんなわけで、プレジデントが札幌2歳Sを制した時には「サクラ軍団復権なるか」と、競馬関係者が盛り上がったのを覚えています。
GⅠには手が届きませんでしたが、どこか憎めない存在でした。
種牡馬としてもサクラゴスペルを出しましたし、軍団のメンツを立ててくれた1頭といえるでしょう。
第1位 2000年 勝ち馬・ジャングルポケット
まだ「札幌3歳S」だった2000年のお話。
後の桜花賞馬・テイエムオーシャンと、後のダービー馬・ジャングルポケットが激突した一戦です。
結果からいえば勝ったのがジャングルポケット、テイエムオーシャンは3着。
間に入ったのが後に朝日杯3歳S(現朝日杯フューチュリティS)で1番人気に推されるタガノテイオーでした。
この時のジャングルポケットは相当強かったですね。
割と絶望的な位置から飛び込んできましたもん。
しかも前を行くのはテイエムオーシャンとタガノテイオーですからね。
この馬を子供あつかいしたアグネスタキオンはどんだけ強いんだって話になりますけどね……。
いかがでしたでしょうか。
来週から秋競馬!
そろそろこのコーナーもお役御免でしょうかね。苦笑
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