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東邦出版編集部・競馬担当連載

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東邦出版の編集部・競馬担当が、毎週2回競馬関連の記事をアップ! 競馬の新刊紹介もあるかも。。
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2019年6月の記事一覧

【第二回】思い出のラジオNIKKEI賞

前回の結びで、 来週は「思い出のラジオNIKKEI賞」を予定していますが、本レースに思い出などそんなにあるはずもなく、第2回して休載のピンチです。 と書きました。  基本的に本コラムは、毎週水曜日の更新を予定していますので『そうか! 水曜の午前中に原稿を書けば「思い出の帝王賞」でいけるじゃん!」と妙案を思いつきまして、そのつもりでいたのですが、そんな時に限ってた くさん仕事がカットインするものです……。  帝王賞どころか水曜のうちに原稿を書き上げるもできず、しかも木曜

【第60回宝塚記念】回顧「ハーツクライの面白さ」

「先週の重賞を回顧してみた」 編集部Kによる重賞回顧。レースをあらゆる角度から読み、 独自の視点で語ってみる。 次走狙いたい馬、危険な馬を指摘しつつ、 なんとなく役に立ちそうなコーナー。  基本、競馬が終わった、ちょっと寂しい月曜日に掲載。 「ハーツクライの面白さ」 【第60回宝塚記念】回顧 2019年6月23日(日)3歳上OP、GI、阪神芝2200m  リスグラシューに乗ったダミアン・レーン騎手はスタート直後からインの馬たちの出方をチラチラと見ていた。あのリスグラシュー

思い出の宝塚記念

 今週より、週末に行われる重賞を対象に、思い出に残るレースをランキング形式で紹介します。  個人的な馬券の恨み辛みなどが含まれているため、世間一般の思い出とは大きく差違があるかと思われます(笑)。  第1回は「思い出の宝塚記念」です。 ■第5位 2015年 勝ち馬・ラブリーデイ 勝ち馬の記憶はまったくなし……。とにかくフジテレビ「みんなのKEIBA」中継内における細江純子さんの悲鳴だけが印象に残っています。  ゴールドシップはこのレースで宝塚記念3連覇に挑みましたが失敗。

「見た目と記録、強い競馬と強かった競馬」

【重賞回顧】 「第24回ユニコーンS」 6月16日(日)東京競馬場ダート1600m(重)、3歳オープン、別定、15頭立て  3歳ダート路線は芝路線の充実とは対照的にレース番組に限りがあり、出走馬が分散しにくい傾向がある。使う側の競走馬の選別がはっきりし、なんでも芝路線だった時代はもう終わった。  ダートで強い馬は使い出しからダートを使われるようになり、3歳春の時点でもダートのスペシャリストが増加、芝偏重の番組作りがいささか窮屈に感じる。    ただし、有力馬が分散し、レース