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30°バンクを全開で駆け抜けた 都平健二

初めて30°バンクを訪れました。入口で、一礼をしてからR382のステアリングを握り、レーサー目線を体感。この絶壁をR382に乗り、320km/hで駆け抜けた都平さんの凄さを改めて知ることができました。

都平さんの古い記憶を辿れば、
30°バンクにアクセル全開・300km/hで進入。 横山コーナーに向けてバンクを駆け下りる時に最高速度320km/hに達する。「6LのV12エンジンのパワーだよ」と言っていた。

テスト走行ではトラブルも多々あったという。 「アレ?ハンドルとれちゃった。」 バンクを走る最中にステアリングがとれてしまったという。また、レーシングシートの横に計器類を積んでテストをした日。テスト走行中に計器類が燃え始めた。速度が下がったタイミングでマシンから飛び降りたのだ。

30°バンクを見てから、富士モータースポーツミュージアムにて〝R382〟を見てきました。このマシンは都平さんと国光さんの23号車です。  実車を前に都平さんから聞いていた国光さんとの思い出を回想しながら感動しました。ミュージアムの方が、とても親切に接してくださりました。ありがとうございました。

「100Rは真っ直ぐ入ってブレーキを踏むのが良い。」
と、都平さんにアドバイスをした国光さんの走り。
'69年日本グランプリを彷彿とさせる展示。