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呼吸器

呼吸器系に関する記述について、誤っているものはどれか。1つ選べ。

1) 扁桃は、リンパ組織により構成され、気道に侵入してくる細菌、ウイルス等に対する免疫反応が行われる。

2) 呼吸器系は、呼吸を行うための器官系で、鼻腔、喉頭、咽頭、気管、気管支、肺からなる。

3) 肺では、横隔膜や肋間筋によって拡張・収縮して呼吸運動が行われている。

答えは決まりましたか?
呼吸器の具体的な位置と働きがわからないと解けない問題ですね。

では、解答です。


A. 2
咽頭と喉頭の位置が逆のため、誤り。

意地悪な問題でしたね。
しかし、過去に試験で出題されているため、「面倒くさい問題だな」では済みません。
間違えてしまった方は、この記事を通じてしっかりと復習しておきましょう。



咽頭と喉頭

咽頭と喉頭は名前も似ており、位置も近いため、非常に紛らわしい部分です。
それぞれの役割と位置関係を整理しておきましょう。

咽頭

鼻腔、口腔から食道に繋がる管状の臓器。

喉頭

咽頭と気道の間にある管状の臓器。
飲み込んだものを食道に送るか、気道に送るかの仕分けを、喉頭蓋を開閉することで行っています。

咽頭・喉頭の位置関係の略図



呼吸筋

主に横隔膜と肋間筋によって、呼吸が行われます。
それぞれの筋肉の収縮・弛緩がどのようなときに行われるのか、整理しておきましょう。

吸息時(安静時)

横隔膜・外肋間筋がともに収縮して息を吸います。

呼息時(安静時)

横隔膜・外肋間筋の弛緩で息を吐きます。


今回は以上です。
お疲れ様でした!

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