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吹き替えアニメ 英語表現 (2) 東京喰種トーキョーグール / Tokyo Ghoul

原作マンガは雑誌買っても読まないほどだったのに(読んでないので面白い面白くないではなく、絵が苦手だった)、なぜかアニメは全部見てしまった。英語がやや易しかったからかもしれない。

次は僕の番 / Not too bad, but I can do better

シーズン1の最終話。これを書くために日本語音声を確認したら、全然違う意味で面食らった。
こんなキザな台詞を一度言ってみたいが、まだ勇気が出ない。職場の同僚などから、傲慢で自信過剰な人間と見なされることはかなりの危険を伴う。英語では、滑ったときにフォローも難しい。
レストランの食事の味がさほど気に入らないときに、気の置けない相手が一緒なら "Not too bad" というくらいはできるだろう。だが、 "I can do better" とはまではなかなか言えない。

このエピソードでは、ヤモリを拷問しながらの "I can keep this up all day" というセリフも印象に残っている。英会話のレッスンで "keep XXX up" ってフレーズ知ってる?と言われたときに、この拷問シーンを思い出した。先生はTokyo Ghoulを知っていたが、観たことはないそうだ。

このシーンが印象に残っているのは、BGMになってる "unravel" が気に入ったのもある。劇中で違うアレンジで出てくるのも好き。日本に帰ったとき、Adoさんのリメイク(?)が唐突に流れてきて、すごく嬉しかった。

君らしい … 実に君らしい / That's so like you … So very like you

そんな英語本当にあるのかよ、と思った。でも、別のアニメでも似た表現を見たことがある。翻訳じゃなくても、こう言うことはあるんだろうか?

今回日本語音声を確認するまで、マドさんが亜門を「キミ」と呼ぶとは知らなかった。初登場時に、言葉が悪いという描写はあったが……かなり衝撃。これだけで、2人の関係への印象もだいぶ変わる。翻訳には明確に限界がある。

足元にも及ばないな / You are not even in the same league

こういうセリフは、アニメではよく出てくる。日常生活ではまだ聞いたことはないが、使われてもおかしくはないと思う。 not match, outmatch という言葉もよく使われる。
「モブサイコ」では "on an entirely different level" という表現も見たことがある。こちらは、日常やレッスンでそれとなく試すと、意味は伝わるようだが、ほんとに英語でそんな言い方が自然なのかは分からない。

お前やっぱり嫌いだよ / I despise you with every fiber of my being

この every fiber という表現は、全編を通じて2,3回登場する。かなり目に付くので、いったいどういう日本語なのか、原作者の癖のある日本語が翻訳されたのかなあと思っていたら、日本語音声には一本のfiber さえ出てこなかった。原作者では無く、翻訳者の癖か好みか。

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