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越美北線魅力発見隊 まち歩きin東郷

【経緯】
新幹線開業に向けて越美北線を考える会は、福井県福井市、東郷地区の有志を中心に、新幹線開業時に歴史・文化・風景などを中心とした見どころを伝えられるようにしたいという思いで、景観について考えたり、利用促進につながる事業をしてきた。
今年3月には、沿線地域住民や行政の方と座談会を開き、越美北線や地域交通のあり方について自由に意見を交わした。
地域住民が主体となって、自分たちの住むまちや周辺地域全体のことを考えていくことが大切なのではないか、協力できることはみんなでという気運が高まってきている。
 
【目的】
沿線地域の方たちと協働して、沿線地域の魅力発掘作業に取り組み、越美北線の利用促進を促すために、1年かけて「越美北線沿線魅力マップ」を作成したいと考えている。

イベント主催者: 新幹線開業に向けて越美北線を考える会


【まち歩き打ち合わせメモ】

 まち歩きのスタートを東郷地区にした理由は、ふくいPR隊@東郷研究会(
以下PR隊)の方たちが何度もまち歩きの受け入れをされてきたという実績があったからだ。

 PR隊は、2010年の結成以降、講師を招いて様々なことを学び、2012年から3年間は一乗谷・東郷魅力体感プロジェクト事業を行った。この事業の具体的な内容は、まち歩きイベント・駅前トイレ設置・「こびり庵」改修や商品開発など。
 現在、東郷が抱える課題解決のために次のようなことを考えているそうだ。
★観光協会のような役目と、地域交流の窓口になれないか?
★地元の雇用を生むような商品開発や、商業施設づくりに協力していく。
★名物となる商品や建物などを、地元の人々と協力して作り出したい。

 まち歩きに話を戻そう。東郷には個性豊かなまち歩きガイドが複数名存在する。その方々の中でも、共通認識で、ここは外せないという紹介ポイントがある。私自身これまで4人の方にガイドしていただいてまち歩きをした経験があり、そのポイントはなんとなく把握している為、ある程度お客様を案内することができるようになった。今後は、若いボランティアガイド養成を行っていけたらと準備に取り掛かっている。

 つまり、そのくらい慣れているということが言える。初回まち歩きガイドをお願いする小川公民館長との打ち合わせも、人数や所要時間をお伝えするだけであっさりとコースが決まった。しかも少し裏道の新しいポイントとなる「小安文青街」までご紹介いただけるという。さすが、最新情報も取り入れる柔軟さが素晴らしい!

 かくして、初めてのまち歩きは、新しい情報を発見することよりも、参加メンバー同士の交流に重点が置かれた。
その様子は、下記の写真の説明を参照していただきたい。


当日は快晴。沿線地域の探検隊員以外にも、探検家ファッションや着物での参加、大学の研究室から、小学校の校長・教頭まで、年齢も職業も個性も様々な方が30名ほど集まった。
越前東郷駅から堂田川を通るコースは鉄板だ。まち歩きの醍醐味は一本裏の路地。「こんな裏道があったなんて知らなかった!」という驚き声がそこかしこで聞こえてきた。
 個性ある人々の集まりなので、そこで生まれる交流もまた楽しい。              「どうしてそんな服装なの?」「普段どうやって稼いでいるのか気になる!」「大学でどんな研究をしているの?」などお互い興味津々。
     まち歩きで発見したことをグループごとに出し合い、発表。                発表する役は自然と若い人が任され、上手にポイントを絞って発言してくれた。

 魅力発見隊の隊員をどうやって見つけたかについても説明いておきたい。
今年度1年かけて沿線の魅力マップを作製するためには、沿線地域の方のアテンドが必要。さらに、各情報に詳しい方とのつなぎ役にもなって紹介していただきたい。ということで、各公民館にお願いして、隊員を推薦していただいた。
 公民館を通すことで、地域のことに詳しい方をご紹介いただけるというだけでなく、私たちの活動を周知し公式に認めていただくという二つの大きな利点が得られた。さらには、地図や発行物などの提供、まち歩き後の情報交換会の会場としても使わせていただけて本当にありがたい。

 さて、次回は、朝倉氏遺跡等で観光客を多く受け入れている一乗地区をめぐる予定だ。

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