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『タン(舌)』より美味しいタン下

 
 先日、業者さんが余ったからと、タン下をくれた。ぼくが常々、「部位の中でタン下がいちばん好きだ」と言っているからだ。
 
 タン下とは、豚の舌の付け根の部分。のどの奥の方のところで、形はカシラに似ていて、カシラよりもやわらかい。
 タンが、あのざらざらした表皮によって一目で分かるのに対し、タン下はそれがどこの部位か一目で分からない。ブロック肉だと間違えてしまっても、不思議でない。

タン下2

 
 ちょっとソフトな感じに加工してみた。
 
 この後は加工しない生々しい画像が出てくるので、そういう画像はちょっと苦手だという方は、この後、上にスクロールして左上の『note』の文字をポチッとしてください。ぼくのページから、去れます。
 

 その前に、和む画像を1枚^^
 

和む

 

 それでは、モツの話に戻って……。 
 
 
 上記お肉の画像は、3つかたまりが写っているが、ようは、3頭分ということだ。タン下は1頭に付き150グラム程度しか取れない、希少部位だ。
 
 タンは、「つなぎ」という、消化器官からレバーまで繋がった部位を、さらに細かく分けたものだが、ばらしたあとは、ガソリンの給油機のような形をしている。
 

タン3

 
 スーパーで売っているものとは違って、張りを感じていただけると思う。まだ体の一部のような。形状、拳銃と例えてもいいが、先がクネッと曲がっているので、やはりガソリンの給油機だろう。タン下は、その根元の部分を切ったところを言う。
 

タン2

 
 逆向きになってしまったが、これがタン下をはずしたあとのタン。注文は、圧倒的にこちらの方が多い。焼き鳥屋としては、タン下はこのざらざらがなく、タンとして売りにくいらしい。もちろんタン下付きで買って、バランスよく刺して使っているところも数多くある。
 
 その味に比べ、注文の少ないのがタン下だ。だから価格もタンより安かった。

タン下の

 今回、もらったもの。屠場直送で血で汚れていたので、ちょっと洗い流した。あんまりしっかり洗うとうまみが逃げてしまうので、さらっと水洗い、という程度。

タン下の9

 まな板に置いて、

タン下の6

 脂を取り除きます。そしてぶつ切りにして、

タン下の1

 ざっと炒める。
 
 脂が勝手に出てくるので、サラダ油などは使わず。照りがあるので、ちょっと脂を切って出来上がり。

タン下の3

 落ち着きを取り戻した炒め物。
 
 味付けは、塩コショウ、そして柚子胡椒。国産の、つぶしたての豚のタン下炒め。養分が身体に染み渡る、簡素だけど贅沢な一品。

駄文ですが、奇特な方がいらっしゃいましたら、よろしくお願いいたします。