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煮込みのミニコミ

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元「ひとり豚モツ業者」。仕入れ、加工、営業、販売という、屠場で豚さんのおなかが割かれてからお店に届くまでの、一連の流れすべてを担当。呑み屋さんや焼肉屋さんでは一般的な食材なのに、… もっと読む
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記事一覧

変人の同業者

   嶺上自摸のnoteの記事には、さまざまな常識はずれの人が出てきておもしろい。本当は困っ…

仕入れ代金を払えない

   仕入れの諸々が、上がっている。調味料、油、粉、洗剤など。飲み屋さんはたいへんだ。  …

豚のお腹の中の、価格

   豚のお腹の中は、いくらでしょうか?    というのは、漠然とした言葉だ。抽象的だし、…

『電子書籍』販売と無料キャンペーン

   先月末にamazonのkindleより、電子書籍を出した。    タイトルは『添加物を避けるのに…

1枚300円で書きます^^

   砥城佳太流は文筆業もしております。  元豚モツ業者で、屠場に入り、モツの仕入れから加…

テッポウの開き

  (元豚モツ業者が語るモツのおはなし)    モツの煮込みというのは雑多煮なので、さまざ…

『午前11時~午後8時』営業が増える

   前回の記事では、この日本では頭がまわれば商売人として自分が潤う途が広くあるのだから、政治家という職種にまで賢い人材が流れていかないと書いた。日本の政治家は野球で言うところの、ドラフト外なのだ。素質ある人材はいい契約金で指名されてしまっている。残った人材の中に、素質ある人は少ない。    彼らが残りカスだというのは、その仕事ぶりを見ればよく分かる。この意味のない時短要請などいい例だ。    コロナの新規感染を減らすために、深夜まで人を出歩かせない。集まらせない。そこで、夜

なぜ接待するのか?

   今日の国会は、NTT社長が招致された。総務省の接待問題の一環だ。    接待問題はさ…

解除でも延長でもいい。とにかく早く決めてくれ!

   今日、再び緊急事態宣言が延長された。政権トップが使う「逼迫」という言葉、これほどこ…

豚モツ業者から直接モツを買う方法(その2)

   一般の消費者が、直接豚モツの業者から新鮮なモツを買う方法を書いている。    その(…

豚モツ業者から直接モツを買う方法(その1)

     上記、ものものしいタイトルを付けたが、なにひとつむずかしいことはない。ようは金を…

おススメのpodcast『ニッポンのごはん』

   ぼくは店舗を持たずに配達だけで商売をしていたので、ハンドルを握る時間が長かった。そ…

肉関係のお仕事は鼠経ヘルニアになりやすい(2)

(煮込みのミニコミ)   (1)の記事。  トイレで、片方の鼠径部がボコッと出ているのを見…

肉関係のお仕事は鼠経ヘルニアになりやすい(1)

(煮込みのミニコミ)    ひとり豚モツ業者を廃業した理由はいくつかあるが、その大きなものは身体を壊したことだ。    休日もほとんどなく、朝6時から深夜まで働き詰めだった。「週休0.5日の15時間労働」、といったところか。ただ、勤め人とちがって自分のタイムテーブルで動けるので、正直に言ってしまえばさほどつらさは感じなかった。だが、それほど動いていては、身体がもつはずがない。さまざまな故障が出始めて、ようやくやめようと決意が固まった。それでもずるずると延ばしてしまい、やめる前