タイタニックに関する実在した素敵な話と感想

タイタニックが現在映画で3Dリマスターで2週間限定で公開されている。
タイタニックが初めて公開されたのは自分が子供の頃で、その当時は見たことはあっても、その時自分にとっては「ただの流行っている映画」で、それ以上の思い出は自分には残っていなかった。

およそ20年たって、去年、恋人とはじめて家で映画を観たときに選んだのがタイタニックだった。
その時、ふたりで感動して、それから2人にとっても思い出の映画となった。彼女への最初の誕生日プレゼントもMy Heart Will Go Onのオリジナルで編曲してもらった50弁のオルゴールだった。

そんなわけで、2人にとって特別な映画となったタイタニックであるが、去年はまった後に色々調べたのである。

Webにはすでに色んなところに載っている話ではあるが、映画には実在した人をモデルにした登場人物がいる。
最後まで音楽を演奏し続けた人はもちろん。(その後実際自分にバイオリンを縛りつけた状態で見つかった)

僕が大好きというか感銘を受けているのは、タイタニックでベッドで抱きあっていた老夫婦のお話。
彼らはストラウスさんといって、メイシーズというデパートを経営する貴族さんなわけで、脱出のボートの席も確保されていたわけですが、旦那さんは「子供も女性もいるのに、私が乗るわけにはいかない」といって拒否。奥さんにはボートに乗るよう説得するも
「where you go, I go」といって拒否。
奥さんは身に纏ったコートをメイドさんに「あなたは助かって。」と託し、2人は波に呑まれてなくなったそうです。

ストラウスさんの経営していたメイシーズの石碑に刻まれた言葉が素敵です。(聖書の言葉からの引用かな?)
“Many waters cannot quench love-neither can the floods drown it."

多くの水が愛を消すことはできない、沈むこともない。

素敵な話です。
死を目前にしたときに、取れる行動とは思えない。
愛は時に都合よく胡散臭い言葉にも聞こえますが、本当の愛がそこにあったことは確かです。

そんなわけで、今は奥さんになった彼女と、2人でタイタニックの3Dリマスターを観てきました。
2人末長く、育て上げていきたい、と思った次第でした。




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