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消去とは
「行動したにもかかわらず結果が変わらないこと」です。
言い換えると、「行動したにも関わらず強化子が得られないこと」です。
強化子が得られないため、消去を行うと長期的にはその行動は減っていきます。
消去の方法
消去の方法は行動の機能に基づき異なります。
獲得機能に対する消去の方法
行動をしても、欲しがっているものを与えないことが消去になります。
例えば泣いてねだっても、お菓子を買いません。
逃避機能に対する消去の方法
行動をしても、逃避させないことが消去になります。
例えば泣いてねだっても、あらかじめ決められた宿題を完了してもらいます。
注目機能に対する消去の方法
行動をしても、注目を与えないことが消去になります。
例えば泣いて叫んでも、声をかけません。
自己刺激機能に対する消去の方法
行動をしても、刺激が発生させないようにすることが消去になります。
例えば頭を掻いても刺激が発生しないようにヘルメットを被せます。
*自己刺激の消去は実行が難しいため、他の記事で説明する「レスポンスブロッキング」を使用することが多いです
消去注意点
消去単体で使用するのはやめましょう。
本人の欲求が叶えられないため、例えその問題行動が減ったとしても他の問題行動として出てくる可能性が高いからです。
適切/許容可能な代替行動を教え、それを分化強化することが大切です。他の記事で解説します。
まとめ
消去について解説しました。
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