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レスポンスブロッキング

レスポンスブロッキングとは「行動が起こらないよう阻止すること」です。
例えば、
●鼻をほじれないよう手を抑える
●指をしゃぶれないよう指をブ抑える
●髪を掻けないよう手を抑える
がレスポンスブロッキングの例です。

問題行動の対応に使用されますが、理論的には消去とは異なります。

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消去とレスポンスブロッキングの違い

消去とレスポンスブロッキングはどちらも問題行動の対応に使用しますが、理論上は異なります。

消去:行動しても結果が起こらない(強化子が発生しない)
レスポンスブロック:行動そのものを阻止する

例えば、「電気がつくのが楽しくて、電気のスイッチを押す」という行動であれば、

●消去:電気を押すという行動自体は出来るが、電球が外されているのでスイッチを押しても電気はつかない(電気がつくという強化子は発生しない)

●レスポンスブロッキング:電気のスイッチを押すという行動自体をブロックする

このような違いがあります。

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レスポンスブロッキングは自己刺激行動に有効

鼻ほじりやハンドフラッピングなどの自己刺激行動はなかなか減らしていくのが難しいです。

問題行動は消去をすることが基本ですが、自己刺激行動は行動をした瞬間に「気持ち良い感覚」という強化子が発生するので消去が難しいです。

よって、最初から行動を起こさせない/起こってしまっても行動を止めるレスポンスブロキングを使用して自己刺激行動を抑えていきます。

他の問題行動と同じく、レスポンスブロッキングを行うと同時に、代替行動を教えることも並行して行うことが大切です。

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まとめ

レスポンスブロッキングについて解説しました。

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