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夏休みの宿題の丸つけ、誰がする?〜断ち切る勇気を持とう!1人で始める働き方改革〜

夏休み、子供たちに宿題を出しましたか?
それはどういったやり方ですか?

◯年生のまとめなどと言う、2教科または4教科の1年間のまとめのドリル教材を出している学校が多いと思います。

ではこの仕上げ教材、どのように冬休みにやらせましたか。

パターンとしては

1.まとめ教材と答えを渡し、保護者に丸つけまでしてもらう。

2.まとめ教材だけを私、夏休みが終わって学校にもって来てから丸つけをする

のどちらかだと思います。

どちらが子供にとって良い方法なのでしょうか?

答えは1です。

家で◯をつければ、その場で間違い直しができ、また保護者が子供に教える、保護者が子供の学力を確認することができるなどのメリットがあります。

しかし、夏休みのしおりや学級通信などで保護者に採点を依頼しても、やってくれない保護者も多数います。

子供自身が答えを見ながら丸付け間違い直しをする場合もあります。
これはダメ?いやいや、本来なら自分で答え合わせまででるように教えていくべきだと考えます。

いや、子供が答えを見て写してしまう。それも必ずあるでしょう。
ヤンチャな子や、親が子供の面倒を見ない家庭に多いようです。
しかし、わからない問題は、答えを写していくうちにできるようになります。

できる子は保護者や自分で丸付けをし、できない子は答えを見ながら書き写していくどちらも立派な勉強だと思います。

いや、それでもやってこない子はどうするの?
そんな時は「あと3日だけ待ってあげるからお家で全部やってきなさい」と皆の前で指示するのです。
皆の前で約束したのだからやってこないわけにはいきません。
保護者も慌てて見てくれることでしょう。

それでもやって来れない強者は、休み時間に教師の周りに集めて、答えをみてもいいから、終わるまでやらせるのです。何日かすればその子たちも終わるはずです。

では、パターン2はどうでしょうか。

これは愚策です。

答えを渡さなくても今はスマホやタブレットですぐ答えを見つけてしまいます。
口で「hey Siri、〇〇の答えを教えて」などと言えば、スマホやタブレットが答えを言ってくれます。

これは、ずるをしてもいいと言うことを子供たちに教えるっているのと変わりません。

答えを渡してみてもいいと言うのと、答えを渡さないでずるをするのとでは、法律の中で要領よくやるのと、犯罪を犯すのと同じ位の差があることです。

さらに、答え合わせはどうするのでしょうか。
教師が30人以上の全てのページの丸つけをするのですか?
何日かかっても終わりません。

せめて1時間位、時間をとって、すべての丸付け間違い直しの時間を取りましょう。

その際丸つけは自分でやらすのではなく、隣の子と交換させます。
でないといい加減な子はいい加減に丸つけをして、そのチェックを教師がまたしなければならなくなります。

この採点は、時短できますが、宿題をやって何日も経ってから間違い直しをしても、学習の効果は微々たるものです。
また、やってない子がいればその子たちのためにさらに時間を取らなければなりません。

教師はブラックな職業ですから、できるだけ余計な時間を割くのは避けたいものです。
また家庭でちゃんと学習しているかどうかは教師には全く判りません。
宿題を出して家庭に任せるのであれば、やってこない、やらせようとしない保護者もいると言う事を頭に入れておきましょう。

じつは、パターン3.もあります。

パターン3.は宿題を出さない。

これが究極の正解です。

上記したように、家庭で学習させるのは難しいです。
真面目に教えてくれる家庭は、宿題を出さなくても、通信教育などで家庭学習をしてます。

学力をつけさせるのは、教師の仕事。
家庭に押し付けないようにしたいものです。
やらせるのであれば、次回はパターン1.にしましょう。

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