大統領の陰謀
2人用ボードゲーム「ウォーターゲート」で遊びました!やはり人間定期的にボードゲームを遊ぶのが一番。
ウォーターゲートは同名の有名な実際の事件をテーマにした2人用ボードゲーム。
事件を簡単にざっくり説明すると、アメリカのニクソン大統領が議員会館やホワイトハウスに盗聴器を仕掛けていたのを新聞社がすっぱ抜いたという大事件で、ニクソンが大統領をやめるきっかけになりました。「大統領の陰謀」という本か映画を観ると事前知識としてはバッチリ。
小難しそうなテーマですがルール周りはスッキリシンプルで、初見でもしっかり1時間前後の息詰まる攻防が楽しめるようになってます。いやー面白かった。
プレイヤーは大統領とワシントンポストに分かれて、一種の非対称陣取りのゲームをします。
これがちゃんとテーマに合ってて、ゲームボードは新聞社のコルクボードで、取材メモが貼られているんですよ。で、新聞記者はそのマップ上に証拠トークンを並べて関係者から大統領まで繋がるラインを作る。
対して、大統領は関係者の支持を固めて再選を目指すので、支持トークンが一定数貯まれば勝ち。お互い必要なトークンが違うんですな。
で、毎ターンその2つに加えてイニシアチブトークンもポップして、3種のトークンの取り合いが主なゲーム内容になります。必要なトークンは違うんだけど、相手より早くそれを揃えたい関係上、自分のトークンも取るし相手も邪魔する、ギリギリの攻防が発生するわけです。
事件のフレーバーかいろいろ書かれたカードを使って交互にアクションするんだけど、素直にトークンを引き寄せるか特殊効果として使うかの2種類の使い方があって、だいたい効果が派手目なのでどっちに使うか順番どうするか、みたいなとこも悩むんですねえ。
ちなみにゲームのマニュアルにはゲームの説明よりも背景の解説の紙幅が多く、そのあたりも見どころです。ちなみに日本語版を出したのは数寄ゲームズ。なんかこういうマニアックなやつも日本語版が出る時代になったの、ほんと嬉しいですよね。