僕と陸上 #2 高校時代

 高校でやらないつもりだったけれど、結局陸上を続けることになる。思えば、高校がとても苦しく虚しい陸上生活だった。

 プレートの事も気のせいだと言い聞かし、頑張った。朝練もするようになった。しかし、やはりこのハンデは大きすぎた。記録は伸びないのはもちろん、普通の人のようにテンポよく走れない。そのことでストライドをむやみに広げて、めちゃくちゃに走って怪我ばかり。そして足の変形も目立ってきた。

 本当はこんなはずじゃないのに。とても辛かった。高2のシーズン終わりにいよいよやめようと思った。そんな時に訪れたコロナ自粛。その期間もただ病んで、結局、代替大会も出なかった。

 もう高3。進路を決めなければいけない時期。自分は勉強もせず、何も考えていなかった。


  #3に続く

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