見出し画像

Clubhouseの音声システムについて

Clubhouseが急激に流行り始めてから1か月が過ぎました。

音声だけのSNSと言われていましたが、実際は、TwitterやInstagramとの連携により、Clubhouseで話しながら、Twitterの投稿やInstagramの写真を見て興味を持った相手の事をより深く知ったり、どんなビジネスをしてるのかということを視覚的に伝える事ができるようになりました。

1か月経つ中でトークルームとしての存在意義は確立されてきたと思われます。

今日は、皆さんがClubhouseで活動していくにあたり、今後必要になるであろう知識を少しシェアさせていただきたいと思います。

Clubhouseでは、知識を少しでも多く持ってる人が重宝されています。自分の専門外あっても、許容できる範囲の知識であれば覚えておくことで、トーク中に他のかたから出たお悩みに率先して回答や提案など、情報提供ができるようになります。

情報は、トークルーム内だと完璧に伝える事はそもそも難しいので、補足や提案として相談者さん自身の気づきのきっかけになればいいくらいのスタンスで大丈夫です。

サクッと説明させていただきますのでご一読いただけると、何かの時に役立つかと思います。

もう一つのclubhouse

もう一つと言うよりは、本来はコチラの使い方がメインなのかなと僕は思っていますが、それは講義や演奏といったような、クラブハウスを講堂やライブハウスに見立てた使い方をする場合になります。

その中でも特に、演奏について今回はお話をさせていただきます。

実際に演奏をされているお部屋に入られた方も多いのではないでしょうか?

僕も、なんどか演奏されてる部屋に入らせていただきましたが
まるで、路上ライブをしている人の前を偶然通りかかった時のように、知らない人が楽しみながら歌を歌っているのを聞くとワクワクしながら聞かせていただいてます。

感じたこと

たくさんの方の演奏をお聞きしていていくつか気づいたことがあります。

演奏の質に差があるということです。

すごく綺麗で雑音や途切れも少なく演奏されてる方もいれば、逆に、音が途切れたりノイズがたくさん入る方もおられます。

違いはなんなんだろう・・。

機械好きな僕はすぐに調べました。


ミュージックモードとトークモード

ご存知のかたも多いかと思われますがClubhouseには以下の2つの音声モードがあります。

・ミュージックモード
・トークモード

iPhoneに有線タイプのイヤホン(付属の物等)をつないだ状態でトークルームに入ると下記のような画面が表示されます。

画像1

この2つの違いとして

トークモードは、イヤホンをつながない場合もこのモードなのですが、本体内蔵のマイクとスピーカーで話すので、イメージ的にはiPhoneの普段の通話をスピーカーモードでしているようなものになります。

スピーカーモードをイメージしてもらえればわかるかと思いますが、結構雑音を拾ったりして騒がしい感じですよね。

でも、Clubhouseのトークルームって、スピーカーモードど同じように話してるはずなのに皆さんの声が綺麗に聞こえると思いませんか?

あれって、人間の声に特化した音域のみに絞ってるからなんです。

高い音や低い音を意図的にカットすることによって、話し声だけを聞き取りやすくしてるので、普通に話してるのにいい声で聞こえるようになるんです。

ただ・・ここに問題があって、クラブハウスって、音楽のライブや仲間同士で演奏したりすることもできるアプリであることです。

 

楽器の音域って幅広くて人間の声よりも高い音や低い音で演奏します。

ギターやピアノで弾くとわかるのですが、低い音や高い音が飛んでしまうことがあります。

比較的拾ってはくれるのですが、ところどころで途切れちゃうのであまり気持ちのいいものではありません。

気持ちよく演奏する方法

そこで、考えるのがオーディオインターフェースやミキサーと言ったアイテムを使えないか?ということです。

色々と、機材がそろってるので試してみました。

一番定番でもある、YAMAHAのAG03という、17LIVEやポコチャといったような、ライブ配信とかでも使われている、iPhoneに直接接続して、楽器や高音質マイクを使えるミキサーがあるのですが、それを試してみました。

そしたら、ルームでオーディエンス(視聴者)として聞いてる時と、ルームに入っても1対1でのトークの時は大丈夫なのですが、大勢でのトークになったときに通常のiPhone本体のマイクとスピーカーに戻されてしまうのです。

でも、ミキサーを使わってマイクと楽器をつながないと演奏ができない!

ということで、調べていると、今のところ、安定して使えているというインターフェースを発見しました。それが↓のiRig2というものになります。(画像クリックでamazonの商品ページが見れます)

画像2

右に見えてるのが、YAMAHAのAG06というミキサーになります。

これらの機器を以下の図のように接続します。

IRIG接続図1

※iRig2のギターマークにミキサー1からの線、ヘッドホンマークからミキサー2へ

機材に詳しくない人からすれば何のことかわからないかと思いますが。

シンプルにまとめると、iPhone以外の部分が、一つのマイク付きイヤホンだと考えていただければいいかと思います。

ちなみに、ミキサーを2つ使っている理由として、

iRig2の仕様上、Clubhouseでの他の人の音声はイヤホンに帰ってくるのですが、自分の話した声や音声は帰ってきません。

なので、それらの音声をモニタリング(自分で聞いて確認)するためにミキサー2を用意しています。

iRig2の専用アプリでバックグラウンド再生を選択する方法だと、ミキサー2は不要で、iRig2のヘッドホン端子に直接イヤホンをつなぐ方法でも大丈夫ですが、ソフトウェア上での返しよりも、物理的なほうが確実だろうということで上記の方法を取っています。

最低限必要な機材を説明します。

・iPhone
ライトニングとイヤホン端子(4極プラグ)
 の変換ケーブル
 iPhone付属
iRig2
・ミキサー AG03又はMG06
・マイク ボーカル用で指向性の高いものがオススメ
 高音質、こだわるなら
 ・HYP-190H ヘッドセットタイプ
 ・BETA58A ボーカル向けの指向性の高さが売り
 定番品なら安心
 ・PRO8HE ヘッドセットタイプ
 ・SM58-LCE  超定番モデル
 最低限であれば
 ・AT810F 安価なヘッドセットタイプ
 ・PGA58-XLR BETA58Aの入門版のようなもの
・マイクケーブル
 ヘッドセットタイプの場合は不要
 マイク型の場合は、XLRケーブルを購入セットの物もあります。
・オーディオケーブル各種
 ・ミキサーからirig2への接続用
  ミキサー2を使う場合はもう1本必要
・ミキサー2を使う場合
 ・簡易ミキサー
 ・ミキサー1からミキサー2への接続
  ・モノラル標準プラグが2本一体型
  又は
  ・モノラル標準プラグとステレオ標準プラグの変換が1本
 

今回の方法を使えば、音楽演奏で楽しむことはもちろん

講義やセミナー等でバックミュージックを流しながら話すことも可能になります。

一つの提案ネタとして持っておくとClubhouseを活用していけますのでぜひこういった小ネタも覚えていただけると幸いです。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?