西智弘『だから、もう眠らせてほしい』
こういう本は買うは買うのだけれど、買った瞬間に読まないと積んでしまいがち。
『だから、もう眠らせてほしい』. 西智弘. 晶文社. 2020.
タイトルがよい。
タイトルだけで見た時のパンチ力もすごいけれど、文章の中で回収されたときの衝撃といったら。緩和ケアの最前線にいる人にしか書けない文章だと思った。
「近親者の死」「自分の死」は、医療従事者であるなしに関わらず、万人がいつかは向き合わなくてはならないこと。
「どう死ぬか」をちゃんとやるためには、「どう生きるか」をちゃんとやる必要がある。
胸を張って、笑って死ねたら、幸せだろうなあ。
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