神坂一『スレイヤーズ!』ほか

角川武蔵野ミュージアムに行った。
「マンガ・ラノベ図書館」がすごくて、角川のライトノベルとマンガ、ほぼ全部収蔵してるんじゃないかな。

3時間しかいられなかったのであんまり読めなかったのだけれど、普段なかなか読む機会のない「名作」を中心にインプットしてきた。

『スレイヤーズ!』. 神坂一. 富士見ファンタジア文庫. 1990. 

すごかった。一人称がすごい。リナの一人称がすごいの。
「こことは違う世界で、切った張ったを繰り広げる、ちょっとお転婆な女の子」だし、ほとんど古びてない。現代でも通用しうる。すごい。


『冴えない彼女の育てかた』. 丸戸史明. 富士見ファンタジア文庫. 2012. 

実はまったく読んでなかったんですよね、冴えカノ。
ギャルゲ・エロゲをほとんど知らないわたしとしてはついていけない面もありつつ、それでも、なんだろうな……キャラ造形が上手だと思った。


『ロクでなし魔術講師と禁忌教典』. 羊太郎. 富士見ファンタジア文庫. 2014. 

……こいつファンタジア作品しか読んでないな??
まったく触ってない名作がファンタジアに偏ってたってことだと思いますが。実はロクアカも知らなかったのです。
やー。これが新人賞作品とか、すごいなーとしか。プー太郎の主人公が実は有能で……なテンプレなんだけれど、そこへの持って行き方がスムーズ。


『放課後の図書室でお淑やかな彼女の譲れないラブコメ』. 九曜. ファミ通文庫. 2020.

なんか新刊もちゃんと並んでいたので、気付いたら手を取っていた。九曜先生のやつ。
内容はタイトル通り。主人公がモテモテでうらやましいというかむずがゆいというかかわいいというか。


『ソード・ワールド2.5リプレイ “魔域”×脱出』. 清松みゆき/グループSNE. ドラゴンブック. 2020. 

TRPGリプレイって読んだことないなーって新刊棚にあったのを手に取ってみた。TRPGもそうだし、マーダーミステリーもそうだし、今後も「プレイヤー自身が物語の語り手のひとりになるゲーム」が消えることはないだろうと思う。いつかおもしろいの作りたいなー。


……と。以上5冊を3時間強で読んできましたとさ。
最近あんまり読めてなかった分、これで帳消しにしていいかな?

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