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ゲームはお互いに手探り状態が一番楽しいよねっていう話。

ゲームはお互いに手探り状態が一番楽しいよねっていう話。

お互いというのは「プレイヤー」と「開発者」のこと。例えばネトゲはサービス開始直後の時期が一番楽しいと言われる。プレイヤーに知識がなく全てが新鮮であるのと同時に、開発者側もプレイヤーがどれくらい付いてきてくれるかわからないため、装備品の能力設定などを文字通り手探り状態で定めたりする。

開発者が手探り状態で設定したゲームに対してプレイヤーも手探り状態でプレイするものだから、色んな遊び方や発見が散見されるようになる。開発者が意図した遊び方もあれば、プレイヤーが思いもよらない遊び方を発見して修正したり、その遊び方を伸ばすように追加する。

プレイヤーも開発者も機を熟せば慣れてくる。
開発者としてはインフレさせすぎないように調整する、プレイヤーとしては開発者側の意図を読み取り、ゲームをより優位にできるよう最適な行動をとる。そうしたならばゲームに対して手探り感がなくなり、徐々に「作業化」していく。

FF14が勢い衰えずの訳は、開発者が手探り行為をやめなかったからではないかと思う。
ゲーム上キャラクターの能力に有利になるでもない麻雀を実装するなど、前例のない手探りを続けるから開発者もプレイヤーもフレッシュされる、ような気がする。

手探りを続けるのにはパワーがいるし、経営戦略上のこともあろうけど、手探りのマインドで開発を続けてほしいな思う豆腐であった。

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