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縄文楽検定(初級)第13回3.4.5 火焔型土器の大きさ、時代、年代測定

第16回 縄文楽検定 初級受験
試験日:2024年3月3日(日)
試験まであと20日‼︎
今日も過去問解いていきます😊

【3】
下の写真の土器は津南町にある遺跡のもので、火焔型土器の中でも最上級の大きさ(高さ)を誇る。
出土した遺跡と高さの組み合わせでただしいのはどれ?

a)上稲葉遺跡出土、高さ約51cm
b)道尻手遺跡出土、高さ約61cm
c)堂平遺跡出土、高さ約52cm
d)幅上遺跡出土、高さ約58cm








答: b)道尻手遺跡出土、高さ約61cm
津南町道尻手遺跡例は高さ60.7cmで国内最大の火焔型土器である。
最大の火焔型土器は高さ61.0cmのアメリカ・クリーブランド美術館所蔵資料とされているが、新潟県立歴史博物館の宮尾亨専門研究員の調査によれば、底部を別個体で補っており、本来の個体より5〜7cmほど大きく復元されている可能性があるそう。
(参考:新潟県立歴史博物館研究紀要第20号、2019)






【4】
縄文時代の説明として不適切なものを選べ。

a)岩石を磨いた斧で樹木を伐採していた
b)貯蔵穴を掘り、木の実などを蓄えていた
c)狩猟や漁労を行なっていた
d)水田をつくり、稲作を行っていた







答: d)水田をつくり、稲作を行っていた
水田をつくり、稲作を行うのは弥生時代のこと。







【5】
AMS法の年代測定には「炭化物」などが必要。土器の内面に残された「炭化物」とは主に何か?

a)食材のおこげ
b)加熱に使用した薪
c)料理に紛れ込んだ砂
d)土器の材料の粘土








答: a)食材のおこげ
分析の結果、煮炊きした食材のおこげと考えられている。

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