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縄文楽検定(初級)第15回32.33 集落のかたち

【32】
火焔土器文化にみられる集落のかたちで、広場を中心として竪穴住居が放射状に配置される形状は何と呼ばれるか?

a)C字状集落
b)環濠集落
c)高地性集落
d)環状集落









答: d)環状集落
住宅が広場を取り囲むように配置されることから、環状集落と呼ばれる。
集落の一方が途切れるものもあるが、これはC字状でなく、馬蹄形集落と呼ばれる。

環状集落
新潟観光ナビ
新潟日報デジタルプラス



a)C字状集落

b)環濠集落…弥生時代の集落形態
    集落のまわりに濠をめぐらせたもの

c)高地性集落…弥生時代の集落形態
    丘陵や山頂に作られた集落
    新潟市の国史跡・古津八幡山遺跡は、
    弥生時代後期の大規模な
    高地性環濠集落である。

高地性環濠集落
古津八幡山遺跡
新潟市HP








【33】
環状集落のような集落が最もつくられやすい場所を図中a〜dから選べ。




答:b
火焔土器が作られた時代の集落は、見晴らしの良い高台(台地)に作られる。今のところ、a低地、c山頂、d海辺では発見例がない。
縄文時代後期になると、低地にも集落が作られるようになる。

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