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誰も教えてくれない         オイルクーラーの話し 6

■オイルクーラー本体の取付け
オイルクーラーシステムは、オイルをエンジンからクーラー本体に出し、再びエンジンに戻すためのフィッティングやホースで構成されます。

簡単そうに思いますよね?

しかし、そうでもないんです。

まず、オイルクーラーの設置場所は、空気の流れを最大限に利用して、効率よく冷却できる場所がベストです。

空気を通過させるトンネルの中に設置する事がベストです。
場合により冷却ファンを使用する事も含めて検討が必要です。

ほとんどのみなさんはご存じだと思いますが、これが出来ていない車両が多いのも事実です。

クーラーの適切な取り付け場所を見つけるためには、できるだけ多くのポイントにダンパー付きのマウントを使って取付け、振動から隔離することをおすすめします。

さらに、シャシーのマウントポイントは、ラジエーターサポートのように、同じ平面上で振動するようにしなければなりません。

直線的なフレームレールと横方向のラジエターサポートのように、異なる運動平面にマウントすると、シャーシの歪みでマウントがちぎれてしまう可能性があります。

そして、オイルクーラーが上下逆に取り付けられていると、システム内にキャビテーション(空気の詰まり)が発生する可能性があります。

長期間にわたってエンジンの潤滑不足や疲労による内部部品の損傷を招く恐れがあります。

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