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チキンなわたくしがクリエポに出展したお話~告知、搬入編~


皆様おこんにちは。
イラストレーターのトウドでございます。
今回も前回に引き続きクリエポのお話です。
「え?告知、搬入編?まだ続くの?」とお思いになりました?
えぇお察しの通り告知編だけで5000文字になってしまったので告知、搬入編と出展編を分けました。
自分でも長いなとは思うんですが、もしかしたらこれが後々どなたかのお役に立てるかもしれませんしね。

クリエポとはなんぞ?な方は立志準備編をご覧下さいね。

・いよいよ告知

わたくしがSNSで告知を開始したのは5/12(金)
告知開始のタイミングとしてはあまり早い方ではないと思います。
その理由としましては準備編でもお伝えしておりましたようにただただ不安だったからです。
具体的にはちゃんと出展準備ができるのかが不安だったのです。
つい先日までデジタルの「デ」の字も知らなかったわたくしにとって、出展の準備こそが最大の山場!
なので出展前は「出展準備がきちんとできたら自分に花丸」をあげようと思っておりました。
あくまでも商談会ですから、本来はそういうものではないのですけどね。
わたくしはわたくしによる、わたくしの為の出展のつもりでした。
実際DTPの技術的な向上やブランディングについては改めて学ぶことが多かっです。

ちなみにこの告知画像、自作する訳なんですが
わたくしの「ここです」が目立たなすぎる!と友人から不評でした。
些細な事かもしれませんが人様の小間番号の上に加工してしまうのがどうにも抵抗があって…(汗)
他の出展者さんの告知画像でその様な画像を拝見しても何とも思わないのですが、いざ自分となるとどうしてもそれができませんでした。
なので人様の小間番号を踏まずに作った結果…目立たなくなってしまいました(笑)
いかにわたくしが小心者か…自分でも呆れますね。

そんな告知画像でしたがTwitterにてお知らせした際には同じN列でご出展なさる方々や「クリエポとはなんぞや?」な一般の方々からも激励のメッセージを頂戴して、なんだか皆様に見守って頂いているようで嬉しいやら恥ずかしいやら、やっぱり嬉しいやら…
Twitter民の皆様は本っ当にお優しい(涙)

・招待券を送る

クリエイターEXPOは招待券をお持ちの方しか入場ができません。
サイトからダウンロードする事もできるのですが
運営さんは「積極的に招待券を送りましょう!招待券を受け取ったクライアント様はブースを訪れる可能性が…」のような事をおっしゃいます。
この件についても先輩方の出展記録を参考にさせて頂いたのですが、わたくしが拝見した皆さんは数十社にお送りしている様子でした…が、わたくしとにかくビビりですから全くお付き合いのない出版社様にお送りする勇気がなく…「呼んだら来てくれそうな人」にだけお送りしました。
そうね…せいぜい10名位でしょうかね…
まだ存じ上げない企業様との出会いを求めて出展するのに「呼んだら来てくれそうな人」にだけ送るのは本末転倒なんですが先ほども申し上げましたようにわたくし、「出展準備がきちんとできたら花丸」を目指していましたからそこは自分に甘くしちゃいました。
でもね、これもう少しちゃんとやるべきだったなと後々反省する事になります。

・お隣ブースの方へのご挨拶&ご紹介

気になるのがブースの並びですよね。どんな方と3日間並んで過ごすのかとても気になる所です。
運営さんから各ブースの出展者が発表になるのが大体10日程前だったと思います。
わたくしの向かって右側は、おおうちあすかさんという大人気のイラストレーターさん。
わたくしはそれまで存じ上げない方だったのですが
「いいなぁ!トウドさんおおうちさんの隣で!」と複数の方に羨ましがられました。
わたくしは運営さんから出展者が発表になった段階でTwitterで検索致しました。
こんな素敵なイラストレーターさんとお隣…もしかしたら仲良くなれちゃったりするのかしら!なんてムフムフしながらおおうちさんのアカウントを拝見致しました。
そしてわたくしのアカウントでもお隣としてご紹介させて頂きました。
出展者同士は商売敵ではなく協力し合える仲間でありたいですものね。
そして反対隣の方が何故か探せども探せども、どなたかわからず汗
ついに搬入日まで謎のまま…謎のお隣さんの正体やいかに…!

・家族の準備

わたくし出展を決めた時は勢いで決めたので家族に一切の相談なしに決断しました。
夫氏へ報告したのも10月頃とすぐでありませんでした。
搬入日合わせ4日間、朝から夕まで家を留守にする事になりますので夫や子ども達と予定を擦り合わせる必要はあったのですがすぐに言わなかったのはやはり自分の中で一大決心を飲み込むのに時間が掛かったからです。

夫氏は基本的にわたくしの仕事に関してすごく前向きなので「いいじゃん!いいじゃん!」とすぐに自分にできそうな事を考え始めてくれました。
子ども達にはクリエポの2ヶ月ほど前から告知をしました。
母が朝から夕まで家に居ないこと、万が一困った事が起きた時の対応の仕方など色々と話し合いましたが、幼い次男坊にとってはそれが逆に不安を煽ったようだったので「母は次男坊達が夜ご飯を食べる時間にはもうお家に帰ってくるからね。連絡だっていつでも取れるからね。」とフォローしました。
やはり3年生とはいえ、母が不在というのは不安になるものなんですね。
(日頃は逆に在宅なので母不在という事自体にあまり慣れていないのです)
長男氏は基本的に何でも1人でできるのであまり不安はなさそうでむしろ楽しんでいるようでした(笑)
いざという時の為に市販のパックご飯を用意しておいたのですが子ども達はこのようなご飯食べたことがなかったのでやってみたくてウズウズしていたみたいです。
そのお陰でクリエポ以降、市販のパックご飯ブームが到来。パックご飯をパックのまま食べるという非常時気分を味わうのがお2人の密かな楽しみになったのでした。

・期限を過ぎて傾斜棚を発注

クリエポでは基本料金に含まれない物を事前に別途発注する事ができます。
例えば電源、現地でモニターを試用したパフォーマンスされる方などお申し込みになるみたいですが絶対必要な物ではありません。
ですがこの電気屋さんだけは「お申し込みが確認できておりませんがお忘れではないですか?」とご丁寧に確認のメールを下さいました。
他の業者さんはリマインダーはないので自分でしっかりと期日までにお申し込みを済ませなければならないのですが、わたくし背面パネルに設置する「傾斜棚」を注文したかったのですが申し込み方法がわからず他の準備に追われ「もういいや…」と諦めかけていたのですが念のため先輩クリエイターに相談してみようと思い立ちお聞きした所、申し込み先を教えてくれ更に「もしかしたら今からでも対応してくれるかも知れないから聞くだけ聞いてみては?」とアドバイスしてくれました(涙)ダメ元でお願いしてみました所、快く受け付けて下さいました(涙2回目)

こんな感じに搬入前に設置して下さいます。
高さは申し込みの際にお伝えします。
わたくしは下から70cmに設置して頂きました。


お支払は「初日に回収に伺う」との事だったのですがブースに着きますと机に「会場内にある受付にて本日中にお支払下さい」との張り紙がしてありましたので、お支払に伺い、ついでに「期日を過ぎて申し込んだにも関わらず快く受け付けて下さってありがとうございました。」とお礼を申し上げました所、受付のお姉さんが「いえいえ!がんばってくださいね!よいご縁があるといいですね!」と労いのお言葉まで掛けて下さる神対応でしたキラキラ
ありがとう。本当にありがとう。
その他事前に申し込めるものはお弁当などもありましたがわたくしは自分で用意する事にしました。
しっかり座って頂く余裕があるかわかりませんしね。

・荷造り

ポートフォリオはB5判でコンパクトに作ったせいもあり小さめの段ボール1箱で届きました。
そのポートフォリオと展示用の大きめの原画やテーブルクロス、折り畳み式の棚やポートフォリオ展示用ブックスタンドや細々とした備品をキャリーバッグに詰め込んでこんな感じ。

大きめのキャリーバッグだけどコンパクトにまとまりました。

その他に大きめの袋2つ、タペストリーです。
やはり1人で運び込むには難しい量ですね。
帰りにはこのポートフォリオがなくなっていますようにと願うばかり。

・そして搬入日

ここからはこんなチキンなわたくしの記事でも自家用車での搬入をお考えの方には少しはお役に立てるのでは?と思っていた記述になります。
クリエポに出展なさる皆様は遠方からいらっしゃる方も多くほとんどの方が搬入日に合わせ荷物をブースまで業者さんに配送して頂きます。
自家用車や、公共交通機関で搬入されていらっしゃる方の方が少ないのですが、わたくしは自家用車で搬入する事にしました。
運転は夫氏。夫氏わざわざ搬入日にお休みを取ってくれました。
お願いした訳ではなかったのですけど調整してくれていました。
正直初めは「搬入に家族が一緒来る人なんてちょっと過保護みたいで恥ずかしいなぁ汗」と思ってしまっていたのですが実際現場についてみるとその点については気になりませんでした。(というか気にされる方なんていらっしゃいません)
むしろわたくしの留守中に会場入りしたおおうちさんのタペストリーを掛けるのを手伝ったりしていてなかなかのファインプレー。
わたくしのいない間に友好関係を作ってくれており感謝でした。

ほとんどの方が業者さんに搬入してもらいます。

配送の場合プラスカーゴさんという専門の業者さんがいらして各ブースまでお届けして下さります。

出展者による設営開始は12:30となっていましたが
夫氏に「早いに越したことはない!」と急かされ早めに自宅を出発。
11:30には現地到着してしまいました。
搬入の車輌は一般車輌でも駐車場に停める事はできず、車輌待機所と言われる平置きの屋外駐車場に通されます。
この車輌待機所は約2000台収容可能なので駐車スペースとしては割りと余裕はあるのではないかと思います。
実際我々が到着した時間帯も比較的空いていて入り口に近い前方に停める事が出来ました。
ちなみに会場を後にしたのは14:00頃でしたが、その頃になっても駐車スペースにはかなり余裕がありました。

搬入搬出日は事前にダウンロードした「搬入車輌証」をフロントガラス付近に置いていれば駐車料金は掛かりません。
この車輌証は1小間につき1枚ダウンロードできます。
ちなみに出展者証は搬入日には必要ないので同伴者も特に手続き等不要で中に入れます。
出展者の設営作業は12:30ですが  会場内に入る事自体はできます。

タペストリー、キャリーバッグ、脚立、大きめの袋2つ分の荷物を詰め込んで。そんなにぎゅうぎゅうではないですね。

ちょうど企業ブースさんの搬入、設営が盛んに行われておりました。足元には資材や工具や誰かの飲みかけのペットボトルなんかが転がっていて足の踏み場もない所もあり皆さんとてもお忙しそう。
「今この状態で明日の開始に間に合うのかしら?」と思ってしまうほど。
でも翌日にはきちんと整っているのですから業者さんって本当にすごいなぁ。

早めに着いてしまった我々はまずはブースの位置を確認し、その後わたくしがずっと杞憂に感じていた「駅からブースへの道のり」を確認すべく会場から駅に向かっててくてく歩きました。
実は昨年度見学に訪れた際帰り道会場内で迷子になり
会場から外に出るまでに30分程掛かってしまったからです。
広い広いビッグサイト。わたくしのような方向音痴にとってはかなりのラビリンス。
搬入日は車輌待機所から入るので初日ちゃんと会場入りできるのかがとても心配でした。

会場内には飲食店やコンビニもありますが例外なく混みます。めっちゃ混みます。外まで並びます。

1回位しか来たことないくせに何故か会場慣れしている夫氏にナビしてもらいながら駅まで歩き、また折り返し会場まで歩きました。
帰路はわたくしが先頭です。しっかり道を覚えました。

パーティーのように列になって歩くビッグサイトクエスト

駅から見ると会場である東棟は一番奥に位置しています。
ちなみに車輌待機所からは逆に近いです。(ビッグサイトのサイトには東棟臨時駐車場と記載されています。)車輌待機所からは多くの荷物を持っていてもさほど大変な距離ではありませんでした。
出展者証は搬入日に作っておく事ができるのでついでに作っておきました。
事前にダウンロードしておいたQRコードと名刺で作ります。
3日間使用し再発行できないため失くさないよう気を付けねばなりません。
わたくしの名刺は淡い色合いなので印刷された出展者証は非常に不鮮明な上途中で水に濡らしてしまい更に見えにくくなりました。シクシク
皆さん出展者証の取り扱いには気を付けましょうね。

3日間共に走り抜けた出展者証

・設営開始

12:30に会場に戻ってみますと数名のクリエイターさんがすでに作業を開始していらっしゃいました。
同じN列の方々にご挨拶しつつ、背面パネルにタペストリーを取り付け(夫氏担当)、折り畳み式の棚を広げポートフォリオを置き、テーブルにはテーブルクロスを掛け、傾斜棚には書籍を置きました。
新刊の「おとなのスケッチ塗り絵」は目立つようテーブルの上に。
あとは細々とした装飾を置いてあっという間に出来上がりです。

緑っけっけのわたくしのブース

早々に設営を終え傾斜棚のお支払に行った際、わたくしにとってとてもラッキーな事が起こりました。
それはわたくしが「マニア」と称し敬愛しているイラストレーターさんにお会いできたことです。
会期中はなかなかお話するチャンスがありませんので余裕のある搬入日にお会いできた事は本当に幸運でした。
わたくしが一方的にお慕いしているにも関わらず心あるアドバイスを沢山下さり、しかもこの開催期間中そのお言葉通りに事が運んでいきました。少し怖いくらいに。

その方は人の本質や向き不向きを見抜くのに定評がありひそかに崇拝している方は数多いらっしゃるのです。
そんな方に次々と予言めいたアドバイスを頂戴し、自分自身では気付けなかった自分の本質に触れたような気がして、とにかく開眼したような、そんな心持ちになったのです。
出展までの道のり、ずっと自信のなかったわたくしにとってここでこの方にお会いできたことはこの商談会が明るいものになる事を予期させ、前向きな気持ちで初日を迎える心の準備ができたのです。

それでは「告知、設営編」はここまで。
次回「出展編」でお会いしましょう。
チャオ!

  Illustrator  トウド  ヤヨイ (^_^)ノThanks!☆

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