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後が怖い「無月経」


毎月定期的に月経が来るのは体の中できちんと女性ホルモンが働いているサインです。

月経が不純な状態は、排卵が問題があったり、女性ホルモンがきちんと分泌されたいなかったらする可能性が高いです。


「無月経」ってなに?


月経周期が39〜90日未満の場合は、「稀発月経」、90日以上こない状態を「無月経」といいます。


年齢が若くとも、無月経状態が続くと月経が回復するのが困難になります。
そうすると、将来的に赤ちゃんがほしいと思ってもなかなか妊娠ができなくなります。

なかには、そのまま「閉経」を迎えてしまう人もいるのです。


「無月経」が続くリスクは?


○無月経が続くと月経が回復しないことがある。
 そのまま、「閉経」を迎えるリスク。

○無月経が続くと、子宮が萎縮することがある。
 
○無月経が続くと、将来赤ちゃんを産めなくなる
 リスクがある。

○子宮体がんのリスクを上げる。

○骨粗しょう症のリスクを上げる。

○動脈硬化のリスクを上げる。


無月経や月経不順の原因は?


月経がとびとびにくる月経不順や、何周期も止まったままの無月経。

更年期に差し掛かる前の、そんな月経異常が現れたら原因として考えられるのは、以下の通りです。


□極端なダイエット
□ハードな運動
□過労
□精神的ストレス


例えば、無理なダイエットで体重が激減すると、体は身を守るための防御反応として、「生殖」を後回しにします。

これは、よりよい状態で子孫を残すための生物としての本能です。

結果的に、卵巣機能が低下し、月経不順や無月経が起こると考えられています。

連日の残業や慢性的な睡眠不足は、体にとって大きな負担となりますから、同様の反応が起こりやすくなります。


一方、精神的なストレスとしては、仕事や人間関係の悩みから脳のホルモン中枢に異常が生じ、
脳から卵巣への指令がうまく伝わらなくなります。その結果、卵巣の働きも低下し、月経不順や無排卵になります。


月経を正常に取り戻すには、治療と合わせて生活改善も重要です。

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