私の30選
フォローした人のリストって自分の本棚に似てる、と言ったらけっこう同意の声があがったのだけど、何に限らず、選ぶという行為はその人を表す。他人の本棚は面白い。
先日yosh.ashさんが読者アンケートと称してご自身の50選をどーんと並べておられたが、知らないタイトルでもそれはそれで興味深い。自分の愛読者を見つけたら嬉しいし、苦手な本が含まれてたらそれは、その本(あるいはその人)の再評価のきっかけになるかもしれない。
そういえば学生時代に一度、「それまでに読んだ本で自分の年表を作ってきなさい」という課題が出て、たいそう楽しくやったものだった。あの頃に比べて今の本棚は…と考え出すとわくわくしてきて、数時間で30冊のリストを作ってしまった。アンケートではなく、ただの“私がのめり込んだ本”リスト。
で、自己満足で並べてみた。↓
・砂の妖精(E・ネズビット)
・マルコヴァルドさんの四季(イタロ・カルヴィーノ)
・マリアンヌの夢(キャサリン・ストー)
・大きな森の小さな家(L・I・ワイルダー) インガルス一家の物語シリーズ。
・ドリトル先生航海記(ヒュー・ロフティング) 井伏鱒二訳。シリーズ12巻のうちこれが一番好き。
・風にのってきたメアリー・ポピンズ(P・L・トラヴァース) 以下シリーズ全4巻
・だれも知らない小さな国(佐藤さとる) yosh.ashさんと被るけれど、この作者の作品は外せなかった。
・赤毛のアン(L・M・モンゴメリ) 村岡花子版全10巻。
・床下の小人たち(メアリー・ノートン) シリーズ全5巻。ジブリアニメは観てません。絶対観ない。
・アーミテージ一家の物語(ジョーン・エイキン/エイケン) 短編集のシリーズ。
・バーティミアス(ジョナサン・ストラウド) シリーズ全3巻。
・穴(ルイス・タッカー)
・それから(夏目漱石)
・千すじの黒髪(田辺聖子)
・ぼくのために泣け(ウィリアム・メルヴィン・ケリー) 絶版。
・薬菜飯店(筒井康隆)
・オヨヨ島の冒険(小林信彦) オヨヨ大統領シリーズ全8巻。前3作はジュブナイル。こんなこと書いたって全部絶版。
・蠅の王(ウィリアム・ゴールディング)
・大鎌(レイ・ブラッドベリ) 短編集『10月はたそがれの国』。
・手紙(東野圭吾)
・レベッカ(ダフネ・デュ・モーリア)
・IT(S・キング)
・世界の終わりとハードボイルド・ワンダーランド(村上春樹)
・ガダラの豚(中島らも)
・白の闇(ジョゼ・サラマーゴ)
・ゼウスガーデン衰亡史(小林恭二) 絶版。
・七つの人形の恋物語(ポール・ギャリコ)
・体の贈り物(レベッカ・ブラウン)
・細雪(谷崎潤一郎) 無人島に持って行くのはこれ。
・13番目の物語(ダイアン・セッターフィールド)
ああ、楽しかった!(本人だけがw)
12番目の『穴』までは児童文学。そっちの畑の出なのでどうしても多くなりがち。
あと、ちょっと古い。本人が人間として古びてるんだから仕方ないけど。こんなに絶版になってるとは。皆さんお気に入りの本は手放さないでおきましょう。
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