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地味めなおすすめ映画

hoshichikaさんの「みんなにおすすめ教えます」企画に乗って、ちょっと昔の、それほどヒットしなかった、でも大好きな映画を3つ紹介します!

『クイズ・ショウ』 (1994年)

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https://www.amazon.co.jp/dp/B000CFWNBM

マイベスト1位と聞かれたらもうずっとこの映画です。実際の事件をもとにした、どちらかと言えば地味なテーマなのですが、登場人物たちの心の動きを繊細に描いています。
主要人物の三人は名優で、事件の軸となるレイフ・ファインズは『グランド・ブダペスト・ホテル』で主演をつとめました。彼が演じる若い学者が、葛藤と闘いながら螺旋階段を降りるシーンにいつも見入ってしまいます。
監督はロバート・レッドフォード。冷然とした視線なのに、人間性への愛着が感じられる映画です。映像も音楽も美しく、五十年代のアメリカを楽しめます。恋愛要素はなしですが、人間ドラマのお好きなかたはぜひ。

『シモーヌ』 (2002年)

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(作品紹介)
http://www.cinematopics.com/cinema/works/output2.php?oid=2572

トゥルーマン・ショー』(これも大大好きですが有名なので外しました)の脚本を書いたアンドリュー・ニコル監督・脚本・製作のSF映画です。アル・パチーノ演ずる落ちぶれた映画監督が理想の女優をCGで作り上げる過程が面白い。「オードリーヘップバーンの微笑みを足して」などという台詞が、その辺りの映画好きにはツボなんじゃないでしょうか。そのシモーヌ(作品の表記はS1m0ne)を演じたスーパーモデルのレイチェル・ロバーツと、監督のニコルが公開の翌年に結婚。映画のストーリーとダブってて可笑しいです。

『カラー・オブ・ハート』 (1998年)

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贔屓の俳優トビー・マグワイアとリース・ウィザースプーンが高校生の兄妹を演じたファンタジー映画。「古き良き時代」の白黒TVドラマの中に吸いこまれ(?)てしまい、つくりものの世界で暮らすうちに、その世界にも自分自身にも“色”を見出していくという物語です。監督は『シービスケット』のゲイリー・ロス。夢物語なのだけどどこかリアルで、ユーモアたっぷりでほろりとする場面もある、満足感のある映画です。妹役のウィザースプーンは迫力。


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