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rock-on(録音)

以前記述したように、現在CDを自主制作中である。

最近は打ち込みやバンドサウンドのレコーディングが多かったが、今回は久しぶりにアコースティックギターを中心としたシンプルな作りの作品だ。

初めての音源を自分で作ったのは中学の頃だと記憶している。父親が持っていた4トラックのカセットMTRをあーでもない、こーでもないと弄り、多重録音の初歩の初歩を学んだ。というかその頃から録音技術的には大差が無かったりするのだが…

それまでにもカセットやMDテープレコーダーに弾き語りを一発録音していたのだが、多重録音・マルチトラックというシステムはまさに衝撃だった。ビートルズの頃からあるような技術ではあったが、ギターを録音した後にカラオケに乗せて歌を録音する!という行為は「俺、プロみたいな音楽やってる!」と感動した。まあまあ痛い勘違いだ。

その後BOSSのSDカードのデジタルMTRを購入、音の綺麗さにまたもや大感動した。しかし容量は驚愕の「一曲分」であった為、録音しては曲をMDに移してデータを消去、そしてまた録音…といった事をやっていた。(今思えば使い方を理解していなかった感もある)その後大容量HDDを擁しパソコンにも繋げられるZOOMの MTRにも超感動。この頃から販売用の音源を作っていた気がする。そしてその後パソコンを使ったDTMへ移行し、膨大な量のプラグインに爆裂感動したのは最早説明の必要もないだろう。

とまあ今の若い世代の子らが聞くと笑われてしまいそうな事ではあるかと思うが、そのくらいひとつひとつに感動してしまっていた。自分の曲が音楽が、機械の力でパワーアップして音源になっていく様はとても楽しく、嬉しい。だから今日も無知なりに、パソコンに、音楽に向き合うのだ。

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