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レポ6:馬島港西防波堤灯台(2018/12/18)

福岡県最小の有人島である馬島(うましま)。この島は別名「猫の天国」と呼ばれるほど、沢山の猫たちが住みついている島です。今回は福岡県北九州市にあるこの島に「船に乗りたい」という5歳娘を連れての訪問です。

馬島へのアクセスはJR小倉駅北口から徒歩5分ほどのところにあるフェリー乗り場「小倉渡場」から向かいます。1日3便しか出ていない(2019年3月時点)ので、乗船時間には要注意です。「こくら丸」は2018年にリニューアルされたばかり。

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小倉から馬島へは約20分程度で到着します。その間、船内で待つも良し、天気が良ければ船上に出て北九州市や対岸の山口県下関市の景色を眺めるもの良しです。

途中にある灯台や灯浮標たちも要チェックです。子どもは船上からの景色に満足顔な様子。

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しばし船に揺られ、馬島港に到着しました。すぐ近くは山口県下関市の六連島があります。

馬島の先には藍島があり、藍島防波堤灯台や少し離れた白洲灯台を眺めることが出来るとのこと。ただ今回は時間の兼ね合いで断念。入港すると早速、お目当ての灯台に出逢えました。

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帰りの最終便の都合上、上陸して20分程度の滞在時間ですが、ひとまず周辺散策へ。港に着いてすぐに猫がゴロついており、改めて「猫の天国」であることを確認。島中央部の丘の上にある大山祇(おおやまづみ)神社の拝殿脇には狛犬ではなく、何故か砲弾が。市のサイトによると太平洋戦争の時のものだそう。

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あっという間に帰りの時間になりましたが、夕焼けに染まる海と「こくら丸」そして防波堤灯台の画は美しかったです。

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馬島港西防波堤灯台は過酷な環境下だからか、あまり手入れされていないのか、やたらとボロボロでした(トップ画像の写真)。でも、それがまた風情もあり個性的。

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帰りも船上に出てみると、かつて北九州工業地帯と呼ばれた工場群を、夕陽をバックに眺められます。この辺りは工場夜景としても有名なスポットです。さり気なく灯浮標もプカプカしてます。

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小倉に入港時には右手に砂津防波堤灯台が見え、工場の煙突をバックにしたアングルは船に乗らないと見れないため貴重であり、夕暮れ時は特に赤塔が夕陽に映えて綺麗でした。

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やや駆け足でしたが半日程度で往復できるちょっとした灯台ツアーでした。

村上 記

年々その数を減らしている灯台を護るため、灯台を訪れる魅力などをお伝えするプロジェクト。灯台マニアの方のみならず、灯台のある風景を通じて地域の魅力を再発掘したり、地元の原風景を護りたいと願う方々の想いを大事にしていきたいです。