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【ブラック・マジシャン】のデッキリストについて

今回から各デッキの説明に入っていくのですが、各カードの役割の前にデッキのコンセプト、意識した点をそれぞれ挙げておこうと思います。

今回の「ロワイヤルデッキ」では、それぞれ立ち位置、コンセプトを考えた上で構築をしています。ゲームバランスとしてどのデッキにも役割を与えるのは勿論、視聴コンテンツとしても使用するにあたって、選択したデッキによって各キャストさんのキャラクター性を表現できると考えたためです。

それでは、【ブラック・マジシャン】から、記していこうと思います。

デッキ概要

201209_ブラックマジシャン

【ブラック・マジシャン】というよりは「ブラック・マジシャン」も出る魔法使い族ビートです。
ブラック・マジシャン」をメインに据えたデッキとすることも検討しましたが、最新カードの採用数を抑えながら安定性を確保することが難しかったため、グッドスタッフ寄りの構築としました。
魔導戦士ブレイカー」を筆頭に過去活躍した使いやすいカードが揃っており、「黒き森のウィッチ」及びそれをリクルートできる「マジシャンズ・サークル」「ダーク・ホライズン」の存在からデッキにある任意のカードに触りやすくもなっています。
一方で、場面や相手のデッキに応じたカードを持ってくる必要があるので、使いこなすには相応の知識とプレイングが必要となってきます。


デッキのコンセプトとしては【青眼の白龍】【戦士((ギア・フリード)】と合わせて、基本となるビートダウンデッキの1つであり、打点が【青眼の白龍】に劣っている分を魔法・罠による除去で補うように設定して構築しました。
お注射天使リリー」「ディメンション・マジック」「造反劇」「魔法の筒」など一気にライフを削り取れるカードが多く、瞬発力の高さも特徴として挙げられます。その反面で、「お注射天使リリー」「黒魔術のカーテン」など、ライフコストを必要とするカードも多いので、自分のライフ管理にも注意が必要です。

各採用カードについて

ブラック・マジシャン」×2

このデッキの顔となるカードです。素の数値としてはデッキ内最高打点なので、「魔道化リジョン」でサーチから展開しましょう。素引きでも展開は容易であり、「黒魔術のカーテン」や「ブラック・マジシャン・ガール」も考慮して2枚採用しています。

カオス・マジシャン」×1

魔道化リジョン」や「ディメンション・マジック」のために、上級魔法使い族を数枚は採用したかったため、適度な耐性を持ち、打点も及第点なこのカードをチョイスしました。【サクリファイス】が強過ぎるとの予想から、そのメタとなるカードを増やしたかったという理由もあります。

 「ブラック・マジシャン・ガール」×1

圧倒的知名度を誇る第二の看板カードです。お察しの通り決して強いわけではありませんが、「マジシャンズ・サークル」で特殊召喚できる最高打点であり、「ブラック・マジシャン」が2枚溜まればデッキ内最高打点になるという役割もあります。

熟練の黒魔術師」×2

準バニラのコモンアタッカー。「見習い魔術師」で魔力カウンターを増やしたり、「光の護封剣」で守れば効果起動も狙えます。

霊滅術師 カイクウ」×1

黒き森のウィッチ」からサーチの利くアタッカーその1。「マジシャンズ・サークル」「ダーク・ホライズン」によってもアクセスが可能です。対【ブルーアイズ】【デス・ガーディウス】などの刺さる場面で持ってきましょう。

予言僧チョウレン」×1

黒き森のウィッチ」からサーチの利くアタッカーその2。バックを封じてから「リリー」や「ディメンション・マジック」などで一気にライフを削り取りにいきましょう。

魔導騎士ディフェンダー」×1

下級アタッカーと「見習い魔術師」の対象がもう1枚欲しかったため採用しました。セットモンスターのステータスに幅を出す目的もあります。

魔導戦士ブレイカー」×1

説明不要の強さ。第三期を代表するカードでもあるので、迷わず採用しました。「見習い魔術師」でカウンターを追加する動きは非常に強力です。

魔道化リジョン」×1

ブラック・マジシャン」へのアクセスのため採用しました。「黒き森のウィッチ」「マジシャンズ・サークル」「ダーク・ホライズン」によって必要な場面で引っ張ってきましょう。

黒き森のウィッチ」×1

デッキの安定性を飛躍的に向上させられるため採用しました。「マジシャンズ・サークル」「ダーク・ホライズン」により出力、各種蘇生カードで使い回していきましょう。

お注射天使リリー」×1

魔法使い族の下級としては外せない存在。「黒魔術のカーテン」「黒魔術のヴェール」「早すぎた埋葬」とライフを食い合う点は要注意です。

執念深き老魔術師」×1

見習い魔術師」や「黒き森のウィッチ」からアクセスできる除去札として採用しました。「ホルスの黒炎竜LV8」「仮面魔獣デス・ガーディウス」を突破する際などに重宝します。

見習い魔術師」×2

魔法使い族を支える優秀なリクルーター。リクルート対象は「執念深き老魔術師」「マジカル・アンダーテイカー」「見習い魔笛使い」「聖なる魔術師」と自身です。魔力カウンターを乗せる効果の対象は「熟練の黒魔術師」「魔導騎士ディフェンダー」「魔導戦士ブレイカー」の3枚となります。
リクルート択がそこまで多いわけでもないことと、他にもデッキの安定剤が豊富なデッキであるため2枚採用。

マジカル・アンダーテイカー」×1

見習い魔術師」のリクルート択。そのまま「見習い魔術師」を蘇生して戦線維持をしたり、「黒き森のウィッチ」を使い回したり、無難にアタッカーを蘇生したりと「見習い魔術師」の選択肢を間接的に大きく広げられるため採用しています。

見習い魔笛使い」×1

見習い魔術師」などからリクルートして、サーチした「ブラック・マジシャン」を展開できるよう採用しました。

聖なる魔術師」×1

見習い魔術師」や「黒き森のウィッチ」の選択肢として。優秀な魔法カードが揃っているデッキですが、一番の狙い目はもちろん「強欲な壺」です。

黒・魔・導」×1

他のデッキでは「大嵐」が採用されている枠ですが、折角専用魔法があるということと、対【ロックバーン】での勝率を少しでも健全なラインまで落とすために、こちらを採用しました。

救魔の標」×1

魔法使い族用のサルベージカードです。「カイクウ」などの対面によって刺さるモンスターを使い分けることができます。
残念ながら「ブラック・マジシャン」は回収できないので注意。

ライトニング・ボルテックス」×1

【ロックバーン】【サクリファイス】以外の全デッキに採用されているカードです。採用理由としては横並びの裏目を作るためと、【ブラック・マジシャン】【青眼の白龍】【アトランティス】では上級モンスターを捨てて蘇生する動きに繋げられるため採用しています。

光の護封剣」×1

知名度もさることながら、「熟練の黒魔術師」「聖なる魔術師」の都合で魔法カードの比率を高めたかったこともあり採用しました。発動時にはリバース効果を暴発させられるので、「聖なる守り手」や「ペンギンナイトメア」などが捲れればラッキーですね。

強欲な壺」×1

全デッキ共通で採用しています。このデッキでは「聖なる魔術師」の存在から、他のデッキよりも強く扱うことができます。

ソウルテイカー」×1

使いやすい除去カードです。「聖なる魔術師」のことも考えると、序盤に雑に切っても仕事をしてくれる魔法が一定数あって欲しかったため、除去を多めにする方針と原作でも使用されたカードであることを考慮して採用しました。

黒魔術のヴェール」×1

ブラック・マジシャン」の出力手段であり、そのほかにも汎用的に使えるカードとして採用しました。手札からも特殊召喚できるため、「魔道化リジョン」でサーチした「ブラック・マジシャン」をそのまま出せることも評価点です。

死者蘇生」×1

説明不要の強さと知名度だと思います。エースの出力手段であり、腐ることもまず少ないことから採用しています。

黒魔術のカーテン」×1

代償は大きいですが下準備なく2500を出力できる点は優秀。罠のラインアップから攻撃が通りやすい環境であることもあり、印象以上にはプレイアブルなカードです。
発動ターンもセットは許されるので、「見習い魔術師」以下のモンスターたちを置いておきましょう。

サイクロン」×1

汎用札です。このデッキでは「ソウルテイカー」同様、序盤から切りやすい魔法カードとして「聖なる魔術師」の回収対象にしやすいです。

月の書」×1

汎用で使いやすいカードですし、デッキ内にリバースモンスターが多いことから採用しました。

ディメンション・マジック」×2

当時の魔法使い族サポートとしては非常に使いやすいカードであり、「ブラック・マジシャン」の出力手段としても外せない役割があるため2枚積んでいます。

造反劇」×1

場面によって除去とライフカットのいずれかとなるカードですが、どちらもデッキの方向性に合っており、原作でも使用されたカードでもあるので採用しました。
機会は多くないのですが、奪ったモンスターを「ディメンション・マジック」でリリースする動きも覚えておいて損はないです。

早すぎた埋葬」×1

汎用蘇生札です。【アトランティス】以外では「死者蘇生」の完全下位互換ですが、それでもエースの出力手段を少しでも増やすため、大半のデッキで採用しました。

マジシャンズ・サークル」×1

魔法使い族のサポートとして使いやすく、「黒き森のウィッチ」を経由して任意のカードに触りやすくするため採用しました。
尚、相手が【戦士】か【サクリファイス】の場合、それぞれ「朱雀の召喚士」「黒き森のウィッチ」を出される可能性があるのは注意。

ダーク・ホライズン」×1

マジシャンズ・サークル」と同様の理由です。それぞれ優勢時/劣勢時に使いやすいカードなので1枚ずつ散らしています。

聖なるバリア - ミラーフォース」×1

罠の代表格として。「ミラフォケア」のプレイングが問われる面もあるので、【ロックバーン】以外の全デッキで採用しています。

砂塵の大竜巻」×1

汎用魔法・罠除去カードです。後半のセット効果によって、「リビングデッドの呼び声」や、このデッキで言えば「マジシャンズ・サークル」など、自ターンに発動したい罠カードを安全に通すためにもできます。

魔法の筒

ブラック・マジシャン」「ブラック・マジシャン・ガール」を顔としたデッキですし、カードパワーとしてもそこまで低いわけではないので採用しました。デッキの特色であるライフ削り性能の高さにも貢献していますし、ある程度削った後はこのカードの存在から攻撃を躊躇させられる効果もあります。

リビングデッドの呼び声

【ロックバーン】以外で採用している汎用蘇生札です。このデッキでは、除去される際にチェーンして「黒き森のウィッチ」「魔道化リジョン」「見習い魔笛使い」を蘇生することで、それぞれの効果を発動させることができます。

不採用としたカード

魔法の操り人形

カオス・マジシャン」と枠を争ったカードです。
闇属性であるため「カオス・マジシャン」より対応するサポートも多く、効果も汎用的です。
しかしながら、ただでさえ有利な対【ロックバーン】に刺さってしまうカードであること、「カオス・マジシャン」は高い勝率を誇っていた【サクリファイス】に睨みを利かせるカードであることを考慮し、全体の勝率バランスのため「カオス・マジシャン」に枠を譲りました。また、「マジシャンズ・サークル」で出せる最高打点という「ブラック・マジシャン・ガール」の役割を一つ奪ってしまう点もマイナスでした。

次回は【青眼の白龍】について説明できればと思います。



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