3月27日の勉強。

毛髪と頭皮の構造と機能

毛髪は頭皮だけで約10万本存在するとされ、毛とそれを囲む毛包から成り立っている。毛髪の主な成分はケラチンというタンパク質の一種で、その種類や部位によって成長速度は異なる。また毛髪は毛周期と呼ばれる一定の周期を繰り返して生え変わる。

「皮膚断面から見た毛髪の構造」

毛孔
毛髪が生えてくるところ。皮膚の表面にあり、汚れや皮脂が詰まりトラブルの原因になることも。

毛包
毛根を包み皮膚にしっかりと毛髪を固定している。皮脂や汚れが詰まると抜け毛などのトラブルになりがち。

皮脂腺
皮脂を分泌する部位。

毛乳頭
毛髪の成長をになう司令塔。毛髪へ栄養分を供給するために毛細血管が入り込んでいる。

毛母細胞
毛乳頭や血液から栄養と酸素の供給を受け、分裂を繰り返すことで毛髪を形成する。

「毛周期と脱毛」
頭皮の毛髪は1ヶ月におよそ1cmずつ伸びる。1本あたりの寿命は5年前後と言われている。だが毛はつねに成長しているわけではなく、一定期間の成長期が過ぎると毛根は細胞分裂をやめて角化を始める。そうすると毛の成長は止まり、同時に毛根はしだいに表面に押し上げられて脱毛する。そして、ある時期になると、また新しい成長期の毛が発生してくる。この毛の生え替わりを毛周期(ヘアサイクル)とよんでいる。

成長期初期
毛乳頭を抱え込んだ毛母細胞が分裂・増殖を繰り返し、成長していく。

成長期(5〜6年)
皮下組織に達した毛球の中では毛乳頭が盛んに栄養を取り込み、毛母細胞へ供給し毛が伸びて太くなる。

退行期(2〜3週)
毛母細胞の分裂が止まり、毛球が収縮して毛根が上に押し上げられる。毛乳頭は毛球から跳ねれていく。

休止期(2〜3ヶ月)
毛乳頭は丸くなり次の毛芽(毛母細胞のもととなるもの)は活発になるまで待機する。毛髪が自然にぬけおちるまで2〜3ヶ月かかる。

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