WEBディレクターに必要な14の要素

ここでは、日々の仕事の中で私が行っているWebディレクターの業務に関してご紹介します。
特に私自身が日々働いている中で感じたWebディレクターに必要な要素を14個にまとめて書き出してみました。
他にもあるかもしれませんが、参考になれば幸いです。

1.Webデザインに関する知識

Webディレクターは、Webサイトの設計やデザインについての深い理解と知識を持っている必要があります。デザインに関する基本的な知識やトレンドを把握し、ユーザビリティやアクセシビリティを考慮したWebサイトの設計を行うことが求められます。

私自身も、デザインに関する知識は少なかったですが、デザイナーと合同で社内でデザイン勉強会を行ったり、デザイナーからおすすめの書籍を読んだりしながら情報をインプットしています。

2.コミュニケーションスキル

Webディレクターは、チーム内でのコミュニケーションやクライアントとのコミュニケーションに長けている必要があります。適切な言葉遣いやプロフェッショナルな態度と姿勢で、Webサイトの目的や要件を説明し、関係者と協力してプロジェクトを進めることが求められます。

プロジェクトチームが全て自社内で完結できていれば良いですが、外注を行う場合は、自社以外のメンバーとコミュニケーションが発生するのでよりスキルが求められます。

今後外注の際の失敗談や気を付けるポイントを紹介していきます。

3.プロジェクトマネジメントスキル

Webディレクターは、Webサイトの設計や開発に関するプロジェクトをマネジメントする能力が必要です。
スケジュール管理、予算管理、品質管理、リスク管理など、プロジェクト全体を管理し、チームメンバーや外部のパートナーとの協力を調整することが求められます。

おそらくですが、1社のみのプロジェクトではなく、複数案件をマネジメントすることになるかと思いますので、この案件管理、プロジェクト管理のスキルは必須条件かと思います。

4.WEB開発技術に関する知識

Webディレクターは、Webサイトの設計や開発に関する技術的な知識を持っている必要があります。
ウェブ開発言語（HTML、CSS、JavaScriptなど）やCMS（WordPressなど）など、ウェブ開発に必要な技術を理解していることが望まれます。

最近では、ECサイト構築もできる制作会社が求められるているため、様々なEC専用のカート機能を搭載したプラットフォームを知っていた方が良いかもしれません。（EC-CUBE、Shopify、BASE、STORESなど）

5.マーケティング知識

Webディレクターは、Webサイトがクライアントのビジネス目標に対してどのように貢献するかを理解している必要があります。
マーケティング戦略に基づいてWebサイトの目的を設定していきます。

成果の達成のためにどうすればよいかを考えながらコンテンツを設計し、SEO（検索エンジン最適化）やWeb広告（Google広告）、SNS運用などのマーケティング施策を実施することが求められます。

6.常に最新のトレンドを追いかける姿勢

Webディレクターは、常にWEB業界の最新の動向やトレンドに敏感である必要があります。新しい技術やデザインのトレンド、Webサイトの使い勝手やアクセシビリティの向上など、常に進化するWEB業界に対応するためには、最新の情報や知識を追い続けることが求められます。

先述で述べている通り、会社の勉強会で月2回ほどデザインやシステムに関する勉強会を行っています。どんどん進化するデザインのトレンドには驚かされています。

7.チームプレイヤーであること

Webディレクターは、デザイナーや開発者（エンジニア/コーダー）、ライターやマーケティングスタッフなど、さまざまな分野の専門家と協力してプロジェクトを進めることが多いです。

そのため決して一人でプロジェクトが完結することはありません。一人ではなく複数メンバーと連携して仕事ができるチームプレイヤーであることが求められます。

チームメンバーとのコミュニケーションや協力、意見やフィードバックの受け入れなど、チーム内での円滑なコラボレーションが必要です。

8.問題解決能力

Webディレクターは、プロジェクトの進行に伴って発生する問題や課題を解決する能力が必要です。
プロジェクトの課題を分析し、適切な対策や解決策を提案することが求められます。
また、急なトラブルに対応し、迅速かつ正確な判断を行うことが求められます。

9.創造性

Webディレクターは、Webサイトの設計やデザインに創造性が必要です。ユニークで魅力的なWebサイトを設計し、ブランドイメージやビジネス目標に合わせたコンテンツを提供することが求められます。
日々のインプットが重要となるため勉強も実経験もどちらも欠かせません。常にアンテナを張り、自身の創造性を鍛えていく必要があります。

10.経営戦略に関する知識

Webディレクターは、企業戦略やビジネスプランに関する知識を持っていることが重要です。Webサイトが企業のブランディングやマーケティングに果たす役割や、ビジネス目標との連携など、経営戦略に基づいたWebサイトの設計や運用が求められます。
経営感覚もあるとより良いため、常に他人事ではなく、自分事として捉え、お客様に寄り添えるディレクターだと良いかもしれません。

11.プロジェクト管理能力

Webディレクターは、プロジェクトのスケジュール管理やコスト管理、品質管理など、プロジェクト全体の管理能力が求められます。
ステークホルダーとのコミュニケーションやプロジェクトチームの指揮・監督など、プロジェクトの成功に必要な管理スキルを持っていることが重要です。

12.カスタマーサービスの心構え

Webディレクターは、Webサイトを利用するユーザーに対するカスタマーサービスの心構えを持っていることが求められます。
ユーザーが抱える問題や要望に迅速かつ適切に対応し、ユーザー満足度の向上を図ることが求められます。

13.データ分析能力

Webディレクターは、Webサイトの分析に必要なデータ分析能力を持っていることが求められます。Googleアナリティクスを用いて、Webサイトのアクセス解析やコンバージョン分析などのデータ分析を行い、Webサイトの改善策や戦略の決定に役立てることが必要です。

今年の7月には、Googleアナリティクスも完全に新しいバージョンにアップデートするためGA4の活用方法も勉強しておくこともおすすめいたします。

14.ストレス耐性

Webディレクターは、常に締切（納期）やクライアントの要望や指摘、時にはクレームなどに対応しなければならないため、自身のストレス耐性が必要です。
プロジェクトが大きく複雑になればなるほど、ストレス耐性はより重要になります。

まとめ

以上が、Webディレクターに必要な要素の一部です。
ただし、WEB業界は常に変化しているため、必要なスキルや能力も変化する可能性があります。
常に最新の情報を追い続け、自己研鑽を続けることが重要です。