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WebディレクターがWebサイト制作において注意すべき10のポイント

ここでは、私がWebディレクター業務をこれまで行ってきた中で最低限のチェックポイントをご紹介します。
私自身がお客様に対して、Webサイト制作の提案をする際に挙げている10個のポイントです。
他にもあるかもしれませんが、参考になれば幸いです。

1.ユーザー目線を意識したデザイン

Webサイトは、ユーザーが使いやすく、簡潔に情報を得られることが重要でとなっています。
そのため、Webディレクターは、ユーザー目線を意識したデザインやコンテンツの構成や配置を行い、ユーザビリティを向上させることが求められます。
ユーザビリティを向上させるための施策を検討し、ユーザーがストレスなくWebサイトを利用できるようにすることが大切です。

2.コンテンツの適切な配置

Webサイトにおいて、コンテンツの配置は非常に重要です。
Webディレクターは、コンテンツの種類やWebサイトの役割に応じて、適切なコンテンツの配置を行うことで、ユーザーが必要な情報を素早く取得できるようにする必要があります。

デザインの前段階で、ワイヤーフレームといった簡易的なフレームワークを作成し、お客様と認識をすり合わせるのもおすすめです。

以前まで私は、パワーポイントやExcel、またはA4の用紙でワイヤーフレームを作成してデザイナーに共有をしていました。
今では「figma」というアプリケーションでワイヤーフレームを作成しています。

3.スマートフォン対応の重要性

スマートフォンやタブレットなどのモバイル端末からWebサイトを閲覧するユーザーが増えています。
Webディレクターは、スマートフォンなどのモバイル端末に対応したレスポンシブデザインを取り入れることで、ユーザーに快適な閲覧環境を提供する必要があります。

4.ページ読み込み速度の向上

Webサイトのページ読み込み速度が遅い場合、ユーザーはイライラすることがあります。Webディレクターは、画像の最適化やコードの最適化などを行い、ページ読み込み速度を向上させることで、ユーザー体験を改善する必要があります。
ページ読み込み速度のチェックをする方法として、PageSpeed InsightsやLighthouseなどがございます。
ぜひ活用してみてください。

5.ブラウザやデバイスの互換性の確認

Webサイトは、複数のブラウザやデバイスで表示されることがあります。Webディレクターは、さまざまなブラウザやデバイスでの表示確認を行い、互換性を確認する必要があります。

確認に必須のブラウザ

◆PC

  • Google Chrome

  • Microsoft Edge

  • Firefox

  • Safari

◆スマートフォン
○OS

  • iOS

  • Android

○ブラウザ

  • Safari

  • Google Chrome

2022年6月16日にInternet Explorer は、サポート終了となりました。

6.SEO対策の実施

Webサイトは、検索エンジンの上位表示を目指して、SEO(検索エンジン最適化)対策を実施する必要があります。
Webディレクターは、キーワードの選定やメタタグの設定、コンテンツの最適化など、SEO対策を行い、Webサイトのアクセス向上を目指すことが求められます。

7.セキュリティ対策の徹底

Webサイトは、情報漏洩や不正アクセスなどのセキュリティリスクがあります。ひと昔前では、WordPressを活用しているWebサイトは脆弱性が心配されていました。

セキュリティ対策のためにWordPressで構築したWebサイトはCMSのバージョンやプラグインのバージョンを最新に保つことが必須となっています。
また、現在ではレンタルサーバーのセキュリティ機能も向上もされているため、WordPressとレンタルサーバーとどちらもセキュリティ対策をすることをおすすめしております。

Webディレクターは、セキュリティ対策のトレンドにもアンテナを張り、お客様のWebサイトを守るために、適切なセキュリティ対策を徹底し、Webサイトの安全性を確保することが求められます。

8.コンテンツの更新管理

Webサイトは、常に最新の情報を提供することが求められます。
Webディレクターは、コンテンツの更新管理を行い、ユーザーが必要な情報を常に得られるようにすることが求められます。
コンテンツを正しく活用(コンテンツマーケティング)できれば、企業のイメージアップや商品・サービスの販促に繋がります。コンテンツマーケティングの手法を活用し、Webサイトを効果的な販促ツールとして活かすことが大切です。

9.データ分析の実施

Webサイトの運用にあたっては、ユーザーの行動やアクセス状況などのデータを分析することが必要です。Webディレクターは、Google Analyticsなどのツールを用いてデータ分析を行い、Webサイトの改善点を把握することが求められます。

10.プロジェクトの管理

Webサイト制作には、複数のデザイナーやプログラマー、コンテンツライターなどが関わることがあります。Webディレクターは、プロジェクトのスケジュール管理やタスク分担、コミュニケーションの円滑化など、プロジェクトの管理を行うことが求められます。

以上のように、WebディレクターがWebサイト制作において注意すべきポイントは多岐にわたります。
ただし、すべてのポイントを一人で担うことは難しいため、他の関係者と協力しながら、Webサイト制作に取り組むことが重要です。

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