光彩陸離_タイトル_

【phoem】 光 彩 陸 離 【写真詞】

(最後まで無料でお読みいただけます♪)

ご無沙汰していましたが、久々に詞が出来ました。撮った写真からイメージした言葉を詞にする事が時々あるのですが、そうした「写真+詞」のものを個人的にphoto+poem=「phoem(フォエム)」と呼んでいます♪

どちらかと言うと、photo+lyricなので「photyric」とかの方が正確なのですが、うーん…語呂が悪い!というわけで、phoemです╭( `・ω・)و ̑̑


写真は、一昨年の夏にオホーツク沿岸で偶然みることができた夕景です。人によっては禍々しいと言われるその空が、でも僕は好きで好きで、30分以上そこでシャッターを切り続けていました。

タイトルの「光彩陸離」とは、光がキラキラと散らばって、目映く美しい様を顕わす四字熟語です。なんかピッタリな言葉が無いかとググっておりました(笑)

そんな詞であり、そんな写真。楽しんで頂ければ幸いです。

_____________以下本文____________
遠い空に流れる雲が 今 朱色に滲んで行く。
今日が今日も終わっていくよ 終わって往くよ
広い青が藍色に代わる ほら 光を絡めて行く。
それで作った綿飴を 収めたくて 納めたくて。

この一瞬がいつまでも続くだなんて 思っちゃいない
その一瞬をどこまでも切り取れるか 分かりっこ無い
それでも 僕はグリップを握り脇をしめて ファインダーに釘付けされしまった

ねぇ、この目に映った光の彩りを翳りを 輪郭を
どうやって貴方に伝えよう。
其所で流した涙の意味を?
ねぇ、お願いだから届いてくれ 僕は今声が出ないから
身勝手なお願いなんだけど
一緒に眺めてくれないか?


遠い空を流れる色は 今 藍色を連ねて行く。
明日の始まりを捉えているよ 捉えているよ。
世界中全部包み込むように ほら 夜を塗り込めてく。
それが遺した色彩を 残したくて 遺したくて。

この一瞬のためだっただなんて 思ってしまいそう
その一瞬を逃したくないなんて 希ってしまいそう
そんな風に 僕はアングルを構え 空に見蕩れ シャッターは切っても切りきれない

ああ、この目に映った色の綺麗を禍々しさを 鮮烈を
どうやって貴方に伝えれば。
其所で震えた心の底を?
ああ、お願いだから届いてくれ 僕は今何も言えやしない
身勝手なお願いなんだけど
そばで観ていてくれないか?


それが作った 感動や情熱や なんだかよくわからない
涙の理由
そこに産まれた感情を おさめたくて おさまらなくて
治められるか!!


今、この目に映った光の彩りと翳りの 鮮烈さ
そのまま総て伝えたい。
其所に渦巻くあらゆるものを。
もう、願い事なら叶っているさ 僕はただ撮りたくて
身勝手に叩き付けて行く。
そんな僕を見守ってくれないか?


光と雲と 色と翳りと、そんな総てを、ご覧じやんせ。

_________以上_________

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