MLB Recent Debuts(4)

5/30~5/31分です。話題が古くて申し訳ない…

Nelson Velázquez, CHC, RF

98年 17年5順 プエルトリコ
パワー自慢の球団16位プロスぺクト。子供のころはマニーラミレスに憧れていた。先日デビューし現在21試合連続出塁のC.モレルとは年も近く非常に仲が良いらしい。
23歳ながら今年はAAAなどですでに12HRだが、やはり63という三振数はネック。打撃センスに関しては素晴らしいものがあることは間違いないが、今後2,3年でもう少し減らせるかがキャリアにおいて大きな分岐点になるだろう。


Matt Swarmer, CHC, RHP

16年19巡 Kutztown
メジャーリーガー輩出は1人だけのマイナーカレッジからシニアイヤーに指名を受け、プロ入り。最終年は2016 All-PSAC East First Teamに選出されている。17年には9試合で7勝を挙げ球団傘下のトップピッチャーに選ばれる。20年にはMiLBシーズンキャンセルを受けてMen’s Adult Baseball League (MABL)というアマチュアのトップリーグでプレイ。
基本的に先発で起用されており、K/BBなどでも突出はしていないが十分な水準を保っている。デビュー戦でも先発だった。
足を高く上げるフォームが印象的。 SLと4FBが投球の大半を占める。

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Josh Smith, TEX, SS

19年NYY2巡 LSU
Galloのトレードで獲得した球団7位プロスペクト。高校時代にDETから38巡指名を受けたがBaton Rouge生まれの彼は当然LSUへ。 Freshman All-American (Collegiate Baseball) 、SEC All-Defensive Teamなどを受賞した好守のリードオフマン。3年次には3Bでの出場も多かった。TEXでのポジションを考えると2Bか3Bが妥当だろう。
傑出したツールのなさが欠点だが、よく言えばどれもある程度こなせるということでもある(パワー以外)。
奥さんの露出がなかなかに多い。

https://twitter.com/FarmToFame_/status/1532427892503760905?s=20&t=vImirYVE3gwph4oETAcksQ

https://youtu.be/lrJGWAI8HEg




Ethan Small, MIL, LHP

19年1巡28位 Mississippi State
球団7位プロスペクト。Freddy Peraltaの離脱に伴って昇格。
17年にTJ手術後、ミシシッピ州立大学時代は学年が上がるごとに成長を見せ、3年次には107イニングで10勝防御率1.93、176K32BBと圧倒的な活躍でSEC最優秀投手賞、大学最優秀投手賞を受賞。コロナ禍や怪我でマイナー通算ではわずか33試合に留まるが通算防御率は驚異の1.78。今季はAAA8試合を38イニング防御率1.88、49K、21BBだった。21年はFurtures Gameにも出場。
高めに投げ込む90マイル強の速球とブレーキの利いたCHが持ち味。他にSLなど。ワインドアップでタイミングを変えたりすることがある。
CH以外の球種が頼りないことと球速が平均以下であることが懸念材料だが、持ち前の投球術などを生かしておそらくバックエンドローテにはなれるだろうとの見込み。
余談だが現在カージナルスにいるプホルスのファンだったらしい。


Anderson Espinoza, CHC, RHP

98年 ベネズエラ
またまたカブスのルーキーがMLBデビュー。BOSと契約後1年でSDへトレードされ、21年にはMarisnickとトレードでCHCへ、という経歴。BOS時代からトッププロスペクトとして大いに期待されていたSD時代に2度のTJ手術で丸4年登板が無く、あっさりとトレードされてしまった。
やはり高い奪三振能力が魅力だが、今季はAAで0勝4敗、防御率7.31と全く振るっていなかった。
94マイルのFBが7割、あとはSLというスタイル。


Jermaine Palacios, MIN, SS

96年ベネズエラ

ツインズと契約後、TBにトレードされ、21年にマイナー契約で再びツインズへ復帰。
打撃に関してはマイナーで多少打てる程度だが、守備はMLBレベルとの評判。内野全ポジションと外野も守れる。 BAでは今年の球団29位プロスペクト。


José Cuas, KC, RHP

15年MIL11巡 Maryland

内野手としてドラフトされた後、17年に投手転向となったが1年後にリリースされる。その後は独立リーグのLong Island Ducksを経由して19年にDバックスと契約するもコロナ禍に再びリリース。この時には子供も生まれていたが、FedExのドライバーとして働きながらトレーニングを続け、ドミニカウィンターリーグの後、ロイヤルズとの契約にこぎつける。AAAオマハでは20イニングで防御率1.74の好成績を残してMLB最低勝率のロイヤルズのブルペンに加わった。
サイドから94マイルシンカーを投げる。独立リーグ時代はオーバースローだったが、ある時K-Rodに投球を見てもらった際にサイドで投げるようアドバイスされたそう。

Kody Clemens,DET, 2B/LF

18年3順 TEX
ロジャー・クレメンスの末子。他2人の兄弟がプロ入りしている野球一家に生まれ育った。兄弟の名前は全員「K」から始まっている。
2年次にはTJ手術を経験。その影響からか成績は伸び悩む。
3年次は.351/.444/.726、全米2位の24HRでBig12最優秀選手に輝いた。ちなみに24HRはテキサス大でも史上2位の記録だったが、今年Ivan Melendezが現在30HR。
まずパワーが一番目立ち、平均打球速度は90.4マイルではあるが、ゴロが多いらしい。
プロ入り後はOPS0.800に届かないくらいの成績が続いていたが、今季はAAA200打席で8HR、.283/.316/.527/.844と一段レベルアップした。一方で10BB/52Kは良いとは言えず、普通に成績を予想すればLFならせいぜいレギュラー止まりか。

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