これだけ見ればとりあえずOpenSeaでNFTを買えるNote
初めに
今回はNFTの知識も、アカウントも、暗号通貨も持っていないけれど、とりあえずOpenSeaでNFTを購入したい!という、”ないものづくしの丸腰の人”が対象の記事となる。
もしかすると、ここに買いてあるやり方以外にもっとスマートな方法も存在するのかもしれないが「とりあえずNFTを購入する」というミッションさえ達成できればいいということで、ご容赦いただきたい。
買い方だけはよ教えてくれ、という方は下記の”買い方の全体像”のセクションまでスキップどうぞ!
僕自身、初めてNFTを購入する際に、自分なりにちょこちょこ調べて試行錯誤したつもりではあるのだが、いつまで経っても買える状態にならなかった。
最終的に諦めて、既に購入している方に直接質問し、Step by stepで今の自分の画面のスクショを送りながら手取り足取り教えてもらうことでようやく購入できた。
世の中Pay it forwardで幸せが巡るものだと思っているので、NFTコミュニティの更なる活性化と、僕のような途方に暮れているNFT初心者の方が一人でも救われればいいなという想いで、筆をとることにした。
(本当になにも知らない)初心者が陥りやすいこと
まず”ないものづくしの丸腰の人”が最初にやりがちなのが「NFTって言っても所詮オンラインで買えばいいんでしょ?そんなもん自分で調べないとググれカスされちゃうよね」ということで、”NFT、買い方”とかでググりだす。
すると、最初に出てくるのが”仮想通貨取引所”とか”Wallet”とか”ETH(イーサリアム)”などの単語だ。
それについて調べるとまた、”分散コンピューティング”とか、”ネットワーク”とか、知らない単語がでてくる。
このWeb3の世界は、1つ知らない単語を調べると3つくらいの新たな未知の単語がでてくると覚悟しておいた方がいい。
そしてひとつひとつまた調べるうちに夕方になり、銀行にお金を振り込んでも営業時間過ぎてるから即日反映もしなくて、翌日まで待たないとといけない。
そうこうしている間に欲しかったNFTなどとうの昔に売れてしまい、Twitterの盛り上がりを横目に「ああ、もっと早くやっておけばよかった・・・」と、全ての画面をそっ閉じするのだ。
例:ETHとかウォレットとかで調べるとこんな説明がでてくるが、もはや日本語ではない…
もしくは、ザーッと何件か記事を読み、「あー、わかったわかった、要するに口座開設して→仮想通貨を購入して→NFTを購入ってポチればいいんでしょ。」ととりあえず口座開設し、ETHを購入し、Walletに移動できたはいいが、なんか知らんがNFTが買えない、、、と、せっかく購入した暗号通貨を塩漬けにするパターンもあるかもしれない。
要するに、初心者にめちゃくちゃハードルが高い取引きなのだと僕は思っている。
ただし、一度成功体験をしてしまえば、上記で調べても意味不明だった内容も、なんとなくわかってくると思うので、まずは一回、ミッションコンプリート目指してNFTを買うという成功体験を味わってみることをお勧めする。
その上で、じっくりとWeb3の世界を探索してみてはいかがだろうか。(Web3がなんなのかは僕も全くわかっていない)
買い方の全体像
あなたのシチュエーションはこうだ。
今は日本時間の金曜日のお昼の12時。あなたはOpenSeaで0.01ETHのNFTを購入したいが、これが一体いくらなのかもよくわかっていない。
さて、これからあなたがNFT購入までにやらなければいけないことは大きく8つある。
自分でやる作業はおそらく慣れると5分程度なのだろう。
ただし、間に銀行振込み→入金確認→ウォレットに反映、というアンコントローラブルな時間が含まれるため、どうしても半日はかかってしまう。
かつ、このアンコントローラブルな時間は、平日の銀行が営業している時間帯しか作業が進まないので、週末にここに差し掛かると、翌週の月曜日まで待たなければならない。
このシチュエーションでは金曜日のお昼の12時なので、週末までにNFTを買いたいと思っているあなたには、もうほとんど時間がないことになる。
さらにいうと、購入までの道中には様々な落とし穴がある。
もちろんこれら落とし穴は僕が勝手に落ちているだけであって、仕組みを作った人がそう仕組んだ訳ではないのだが、NFT購入までの道中、頭にいれておくとハマらずにすむはずだ。
①購入までに合計いくら必要なのか把握する
OpenSeaのNFTはETH(イーサリアム)で購入するが、手元にある通貨が日本円なので、何円ETHにしておかないといけないのかをまず計算しなければならない。
今回は0.01ETHのNFTを購入すので2,894円必要らしい。(2022/3/11の0時前後のレート)
レートの計算はこういうところで確認してみよう。
https://currencio.co/eth/jpy/0.01/
この2,894円の本体価格とは別に、ステップ③で発生する振込手数料(200円位?)+ステップ⑧で発生するガス代(100円未満?)の全部で3種類の金額が発生することとなるので覚えておこう。
②仮想通貨ウォレット(MetaMask)を作る
NFTを購入するためのETHを管理するためのウォレットはいくつかあるらしいが、MetaMaskという種類のウォレットを使うことがメジャーらしい。(しらんけど)
https://blog.jpyc.jp/metamask-part1
アプリ版でもいいはずなのだが、なぜか僕はアプリ版とブラウザ版が連動していなくてよくわからなくなったので、ブラウズ版で説明させてもらう。
上記の作成方法手順に従って完了すると、Google Chromeの右上のパズルマークを押すとこんなふうになっているはず。
ここまでいくとMetaMaskの準備は整っているはずだ。
③日本円をブロックチェーンで使えるコインに替える
次に必要な作業は日本円をJPYCというブロックチェーンで使えるコインに替えなければいけないのだが、これはJPYCを販売しているサイトで交換できる。
上記のWebsiteに入り、この下のスクショの”JPYCを購入する”というボタンを押すと、あとは流れに従うだけ。
この下のWebsiteの”前編”でとても丁寧にJPYCの購入の仕方が説明されているので、これを参考にするとよいと思う。
https://blog.utyuu.space/2021/10/20/jpyc_to_matic/
ただし、この先の”後編”のやり方と、今回のNoteのやり方は異なるので、混乱を避けるために、”前編”だけを参考にしてほしい。
(”後編”に記載されているプロセスは今回は別の方法で行います)
注意点
- このサービスは最低金額10,000円からしか入金できません。今回2,894円相当のNFTを購入しようと思っており、⑧で発生するガス代の200円を含めたとしても、3,000円ちょっとで事足りるはずですが、10,000円分購入するしかないので、注意が必要です。
- また、上記の10,000円からしか買えないというも落とし穴の一つで、この後のプロセスで少しETHが足りない!みたいなことになった時に、数百円分だけ追加することができず、数百円のために10,000円分のJPYCをまた購入しなければならなくなるので、気持ち多め(+1,000円位?)に入金しておくことをお勧めします。
- このサービスは、申し込んだ後銀行口座に銀行振込が必要なので、平日の日中に実行すれば早くて当日中、もしくは時間によっては翌日まで処理に時間がかかります。(金曜の夕方とかにワクワクしながらやり始めても翌週月曜まで待たなければならない)
④変換したJPYCをウォレットで確認する
ステップ③で振込が終わり、処理が完了すると登録したメールアドレスに通知が入るはずなので、実際にウォレットにJPYCが反映されているかを調べてみよう。
ただ、面倒なことにこの段階でMetaMaskを開いてもJPYCの表示は自動的に反映されない。
MetaMaskには最初からJPYCという通貨を表示できる設定になっておらず、トークンの追加という処理をしなければならないそうだ。
このやり方は上記で見たブログの中段の”JPYCの着金が確認できるようにMetaMaskの設定もしておきます。”という部分以降に書いてあるので設定してみてほしい。
https://blog.utyuu.space/2021/10/20/jpyc_to_matic/
これが完了すると、ご自身のMetaMaskの中にJPYCが反映されているのが見えるはずだ。
下記のスクショでは、日本円の31,000円分がJPYCとして振り込まれている結果を著していることとなる。(0.1 MATICとなっているのはなんでなのかよくわかってない)
このJPYCだけではまだNFTは購入できず、これをETHという暗号通貨に変換しなければならない。
この変換プロセスを事項以降で説明する。
注意点
- MetaMaskの説明サイトにも記載があるが、MetaMaskの上部の”Matic mainnet”となっている部分が正しく選択されているかは常に確認しておこう。今回のNFT購入では”Matic mainnet”以外使用しない。
⑤JPYCをMATICにスワップする(購入のガス代分)
暗号通貨を他の暗号通貨に転換したり、NFTを購入したりする際に”ガス代”と呼ばれる手数料のようなものを追加で支払わなければならない。
この後ステップ⑧で実際にNFTを購入する際にもこのガス代が必要になるので、ここで振り込んでおいた金額の一部をガス代に変換する。
このガス代はMATICという暗号通貨で支払うことになるので、JPYCからMATICへのスワップ(変換)を行う。この時のガス代は本当に少額で、1 MATICほど(200JPYC ≒ 200円)でいい。
やり方だが、MetaMaskの中断に購入、送金、スワップという3つのアクションがあるが、このスワップを選択し、スワップの確認を押せば完了だ。
(詳細オプションというところで色々選べるが、もうデフォルトのままでいいんじゃないかな。。。よくわからん)
実際に31,000 JPYCあった分が30,800 JPYCに減り、MATICが増えた。
⑥JPYCをETHにスワップする(購入したいNFT分)
上記と全く同様のステップでJPYCをETHにスワップ(交換)する。
今回は残りのJPYCを全てETHにスワップした。
注意点
- ここでETHとなっているが、普段暗号通貨で使用するETHとここのETHは少し異なるETHとなっている。現実的には同じ価値となるが、通常のETHと今回使用するETH (Polygon)というものは別ものになる(このコンセプトを理解するのに時間がかかった・・・)。かつ、OpenSeaの価格にETH(Polygon)と明記されるわけでないので、混乱する人が出るかもしれない。
- また、ETH to JPYCの為替は常に変動し続けるので、ステップ①の計算をした時から時間が経っていると、いざ購入の画面になる時に”ETHが足りない”という事象が発生するので、上でも記述したが、あらかじめ余裕をもって軍資金をJPYCに投入しておくことをお勧めする。
⑦OpenSeaのアカウントを作りウォレット(MetaMask)を接続
ここまでくればほぼエンディングのはずだ。
僕が初めて購入したNFTはこちらのVery Long Animals-collaborationsというやつで、これを例に説明してみる。
https://opensea.io/collection/verylonganimals-collaborations
上記のリンクに入るとこんな画面が出てきて、右上の丸いアカウント(画像の緑色の丸)
のようなところがあるので、そこにカーソルを合わせる。
すると、”Connect your wallet(あなたのMetaMaskを接続する)”という画面が出てくるはずだ。
このキツネのマークを選択し(しかもわざわざ”人気”と記載がある)、パスワードを入力し、ステップ②で作成したウォレットを接続する。
⑧NFTにオファーを出して(Make Offer)購入する
後はもうほしいNFTにOfferを出すだけなので、購入したいNFTをクリックし、Detail Pageに飛ぶと右側にMake Offerというボタンがあるので、そこを押し、いくらでOfferするのかを決め、その金額が既存の持ち主の許容範囲ならばAcceptいただけるので、購入が完了するのだ。
自分のNFTだとMake Offerの画面が出てこなかったので、人様のNFTで恐縮だが、こんなイメージだ。
注意点
- 上記のMake Offerというのは日本語でいうところの「これくらいの値段でいかがですか?」とNFTの所持者にお伺いを立てている状態だ。他にもBuy Nowというオプションも存在し、これはNFTに即決価格が設定されていて、その金額ならすぐに売りますよという金額で購入する場合に使用するらしい。
最後に
初めて購入する時は本当になにがなんだかわからなかった。
これを冒頭で述べた”ないものづくしの丸腰の人”がスムーズに行うというのは無理がある。
ただ、一度成功すれば、大まかな仕組みは理解できるはずだ。
なので、まずは丁寧に上記の手順に沿ってやってみて、成功体験を積むことをお勧めする。
もし、上記でも全然できないや。英語も全く読めないし、詰んでます、ということであれば、最近NFTの代理購入というサービスもでてきている。
僕自身は使ったことがないが、おそらく日本円だけを預ければ代理で上記のプロセスに似たことをやってくれるんだと思っているので、一つのオプションとして頭に留めておくとよさそうだ。
長くなったが、以上が日本円でNFTを購入するまでの大まかな流れになる。
Have a very good NFT life!!
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