Photo by aoneko 詩|病床ノオト―境界 4 あさぎ とち 2021年10月29日 18:02 大輪の花が咲くことも木の葉が枯れおちてゆくことも成熟だという季節にゆだねめぐる風にゆだね時は止まって見えるがうつくしい成熟だというここは時間がなくなる境界空気がうすい古い階段が ひび割れているうしろで 一つずつ足音が固まってゆく誰かがつくった料理が今日も そっと境界に置かれる(詩誌『北極星』第57号 収録) ダウンロード copy #詩 #ポエム 4 この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか? 記事をサポート