きょう思ったことの

マハトマ・ガンディーという人は、思想や行いからして、その一生を遂げたガンディーという名に相応しいガンディーらしい姿そのものだなぁと思いまして。名は体を表すってことわざも昔の人はうまいこと気付いたもんだなと。名は体を・・という事もそうですが、ガンディーを例に見ると、その人の精神が姿形を表情を形成し体質や性質が造られる証明のようでもあり、生まれての先天性素質と、育ってゆく後天性素質による人格形成が、大変興味深いです。

例えば、役者が役に見合うようにカラダや心を調整して本番に臨む、服装やメイクでも、その人物像になりきる。実際に作品を見て、相応しい人物に見えるという事にも似ているかもしれない。

一般的なダイエットでは、食事制限や運動などで整えることを試みるわけですが、おそらく成功と失敗の差は、その行いによって自身のカラダと向き合いどのように影響するか、気付きなんかがあるのか、日々の習慣として習得できるか、外側から内側へ段階的に調整を計り、自分に合う方法を探しだすことの違いかもしれず。もちろん、もともとの体質による成果、人の手をお借りしての成功もあるわけですが、現時点においても人間にとっての最適なカラダ造りはコレだ!という決めてもなく、日々、コレがアレが効くと特集が組まれ、人々の関心を集める永遠のテーマでもある。立証しにくいからこそ、多くの人々に提示して、多くの人のカラダで試している。成功も失敗も人の数ほど、それ以上に沢山あって、みんな体質も性質も違う!ということを改めて思い知らされる。

では、ここでガンディーに話を戻しますと、これこれこういう思想、思考、感覚の人が日々生きてく中での日常習慣、行動により、こういう姿になる!という、内側から造られてゆく過程があることにも注目すると面白いのではと思いました。それはそれで、その人の人生ほどじっくり時間をかけて形成されるので、なかなか追うことは難しいかもしれませんが、自身については追求してみる価値はありそうな気もします。それに、昔よりは今の日常を多くの人が晒して共有して同時進行で、思うようなヒントを得られたりもしますから、普段どのような視点・観点で生きればこういう姿になるのか、お手本にしたり発見することは可能かもしれません。

理想の姿が思い浮かぶなら、そういう姿の人はどのような思考で思想で感覚で行動するだろうか?と追ってゆく流れと、己の思考、思想、感覚を素にして志を保ち、信念で人生を生き切った場合には、どのような姿となっているのか?を辿ってゆく流れ。どちらも時間はかかりましょうが、軸がしっかりしているので、理想的な人物像に、より近づくのではないかな。

理想を掲げて近づけてゆこうとするプロセスも、その人の個性を造り上げてゆくだろうし、信念をもって日々を過ごすプロセスも個性を確固たるものに造り上げてゆくだろうし、そうして精神から個性を姿形を大事に形成してゆくことで人生の深みと言いましょうか、味わいが感じられて快活でいられるかもしれません。姿や表情まで形成できる種を自分が持っていて、育てることが可能だとしたら。さて、どう過ごしてゆきましょうか。これはまた、新たな実験テーマが見つかってしまいました、面白そうです。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?