後輩、私はこう思った(5)~芸人をやめても幸せはある~

芸人をこれから始める人もいれば、もちろんやめていく人もいます。

芸能界という大きな船があるとしたら、次から次に新しい乗客が乗り込んできて、押し出されて海に落ちていく人が出てきてしまします。

知力や体力や精神力、経験を駆使して踏ん張って船にしがみついていないと振り落とされる、そんな場所です。

しかし、もし何かのきっかけで船から落ちてしまったとしても、その恐怖や叩きつけられる痛い感覚は一瞬の事で、その感覚を経験した人にしかたどり着けない、幸せ溢れる島を発見できるのだろうと思っています。

というのも、

「芸人の世界って考えてみたら結構きびしくね?」

と思ったからです。

18年もやって何をいまさら、ですが、芸人が親に反対される仕事なのは今ならわかりますし、自分の子供にもさせたくないです(笑)

稼げるようになるのは一握りだぞ、下積みが大変だぞ、なんてよく聞きますが、

これからお笑いを始めるかもしれない後輩、現状に満足いっていない後輩にむけて、かるーく何が大変か、そしてそこから何を思ったかを書いてみたいと思います。

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