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筋湯通りの番猫さん

筋湯通りの名前の由来は、やはり通り沿いに面して建つ「鉄輪すじ湯」かと思われます。地域の方にも旅人にも人気の共同温泉。この温泉について語るべきことはいろいろあるのですが、まずはすじ湯の番台さんならぬ「番猫さん」をご紹介したいと思います。

通称ウスちゃん。すじ湯の常連さんなら誰でもご存知のブルーアイズの美魔女です。筋湯通りと銀座通りの交差する場所に建つ、かつての湯治宿「うすき屋」さんで飼われていた猫さん。飼い主だった一人暮らしのおばあさまが亡き後、ご近所の方々で共同で世話をされるようになり、いつしか人が集まるすじ湯の入り口付近で長い時間を過ごすようになりました。

小顔で青い目、年齢不詳(実は結構いいお歳)のウスちゃんは人なつこく、すじ湯の常連さんに大人気。おやつくれるお姉さんたちもいれば、ブラッシングしてくれるおじさまもいます。すじ湯の入り口付近の源泉が湧き出るあたりは地面もあたたかで、年中、岩盤浴ができる快適なホームグラウンドを死守! 夕暮れ時になると、すじ湯に来る人にニャオ(おつかれさま)と、ささやき系の鳴き声で声かけする番猫の任務を遂行しています。

なでなでして一度ゴッドハンドと認められると、地面をローリングするセクシーポーズで無限におかわりをおねだりされます。寒くなるこれからの時期、お風呂上がりのあざとかわいい番猫さんのハニートラップにはお気をつけて。

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