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【トビラシステムズ】2023年10月期 決算サマリー

トビラシステムズ(証券コード4441)は、本日12月8日(金)16時に、2023年10月期の決算を発表いたしました。

本noteでは、2023年10月期決算と、2024年10月期の見通しについてのサマリーをお届けします。詳細については、本日開示している決算短信及び決算説明資料をご覧ください。

●各種開示資料
2023年10月期 決算短信
2023年10月期 決算説明資料
2023年10月期 決算説明動画・スクリプト

HPのIRライブラリー(https://tobila.com/ir/library/)より、本日開示した各種資料についてご確認いただけます。


・この記事は7分で読めます・



2023年10月期 決算ハイライト

先週11月30日に、業績予想の修正を公表させていただいたとおり、第4四半期においても順調に事業を前進させ、2023年10月期通期でも計画を上回って成長することができました。

上方修正も行いましたので、詳しくは、2023年11月のMonthly Reportをご参照ください。

■ サービス別の状況

迷惑情報フィルタ事業のすべてのサービスにおいて、前期比で15%以上の成長となりました。

計画比では、ビジネスフォン向けフィルタサービスにおいては、計画には一歩届かなかった形となりました。

この理由としては、トビラフォン Bizは、NTT東西のセレクトアイテム化により販売が加速し、トビラフォン CloudにおいてもPMFを行い、契約件数が伸長しましたが、当初想定していたよりも加速に時間がかかってしまったためです。

ただ、前期比では179.6%であることから、当社の注力事項であるビジネスフォン向けについては着実に成長しております。


■ ストック収益・フロー収益の推移

当社サービスの売上高はストック収益が主なものであるため、四半期ごとのストック収益の伸びを開示しています。

ストック収益は前年同期比121.1%、前四半期比においても101.1%と着実に成長しています。

フロー収益に含まれているのは、280blockerの売上や、トビラフォン及びトビラフォン Bizの端末代金等です。

この第4四半期では、トビラフォン Bizの販売とともに、280blockerについてもマーケティング施策がしっかりと効果につながったことが好調の背景です。

■ モバイル向けフィルタの四半期推移

当社の決算の中で、株主・投資家の皆様から注目いただいている、モバイル向けフィルタサービスの主な契約モデル別の四半期推移です。

▼ 主な契約モデルについての解説は、こちらのnoteをご覧ください。


第3四半期の決算において「月間利用者数×単価」モデルの月間利用者数が引き続き減少傾向にあるため、今後の動向については注視をするとお伝えしていました。

第4四半期において、マーケティング施策を実施したことで、月間利用者数は増加いたしました。今後の動向についても、引き続き通信キャリアと連携し、対策についても検討してまいります。

また、今回「契約者数×単価」モデルにおいて、月間利用者数の推移を非開示といたしました。この理由は、アプリ利用者の重複分について適正値での公開が難しいと判断したためです。

第4四半期において当社のサービスを提供しているアプリが、各種セキュリティ機能を統合した新しいアプリへと切り替わるタイミングであり、当社では新旧双方でのアプリ利用者の合計値が月間利用者数としてカウントされています。
この数値と第3四半期時点での月間利用者数を比較することは適正ではないと判断し、今回非開示とさせていただきました。

足元のトレンドでは大きく利用者数が減少しているとは認識しておりません。今後比較可能な情報の取得ができ次第、改めて開示を検討いたしますので、ご容赦いただければ幸いです。

■ コスト推移について

・売上原価の増加理由
人材採用に伴う労務費の増加、トビラフォン Bizの新サービスリリース等に伴う減価償却費の増加が要因です。
通期計画に対しては、計画どおりにコントロールできました。

・販管費の増加理由
一年を通して積極的な採用を行ったことによる採用費や人件費の増加、第4四半期における東京オフィスの移転など、今後の成長に向けた投資の実行により費用が前期より増加いたしました。
通期計画に対しては、計画どおりにコントロールできました。

■ 株主還元について

当社では配当性向は35%を基本方針とし、株主の皆様に対する利益還元を経営の重要な課題の1つと位置付け、財務体質の強化と積極的な事業展開に必要な内部留保を勘案しています。

2023年10月期の業績と配当性向の基本方針を踏まえ、1株あたり配当金は17円00銭といたしました。

2024年10月期の見通しについて

2024年10月期においても、増収増益での着地を計画しております。

当社の強みの1つは独自の「迷惑情報データベース」であり、2024年10月期においてはこのデータベースを活用した投資と、事業の成長を両立することが重要であると考えています。

人的資本への投資は引き続き強化を考えています。
2023年10月期で労務費や人件費が増加していることに加え、成長に向けた投資についても費用増加を見込んでいます。

■ 中期経営計画の下方修正について

2024年10月期は増収増益の計画であるものの、2021年12月に策定していた中期経営計画における2024年10月期の目標については届かない見通しとなりました。
これは、当初の計画で見込んでいた内訳とは異なったことが理由です。

特に大きな差異となったのは、ビジネスフォン向けフィルタサービスです。
各製品の販売台数は増加しているものの、当初描いていた成長とは異なる見込みとなりました。

中期経営計画としては下方修正という形になってしまいましたが、より一層の販売体制の強化に取り組み、この2024年10月期においてもしっかりと成長できるように取り組んでまいります。

■ 自己株式の取得について

また、本日付で、自己株式の取得についても決議し、お知らせいたしました。
役員や従業員への譲渡制限付き株式報酬の付与を目的に、自社株式を取得いたします。

今後も配当と合わせて、自己株式の取得、また他の資本政策も組み合わせていきながら株主の皆様のご期待に応えられるよう検討いたします。

決算に関する説明会について

■  決算説明会

本日、12月8日(金)18時30分より決算説明会を開催します。
事前登録制とさせていただきますので、下記フォームよりお申込みください。
https://us06web.zoom.us/webinar/register/WN_dviLl7dZRxajQY5MS716gA

※質疑応答については後日書面での開示を予定しています。

■ 個人投資家向け説明会

12月16日(土)に神戸投資勉強会に参加させていただきます。
当社は、13時45分〜14時25分に代表取締役社長の明田が登壇予定です。

16時からの個別QAブースにも参加予定です。当日いただいた質疑応答については、後日まとめて開示を予定しております。

詳細については下記をご覧ください。


最後に

トビラシステムズIR担当の近藤です。

2023年10月期については、当初の計画を上回って着地することができました。いつも応援をいただく株主様・投資家の皆様、ありがとうございます。

11月から新しい期(2024年10月期)に突入いたしましたので、今回の決算発表から資料デザインを刷新してみました。
(noteの記事画像も資料デザインに合わせて11月から変えていたのですが、お気づきの方がいらっしゃればとっても嬉しいです。)

2023年10月期にはALPS処理水放出による迷惑電話が増えたことをきっかけに当社ビジネスにご注目いただいたほか、特殊詐欺・フィッシング詐欺の専門家としてメディアに露出させていただく機会も増えました。

本日サステナビリティレポートも公開しており、当社のサステナビリティやESGの考え方、ビジネスを通じた社会貢献への取組みや活動実績について記載をしております。

▼ サスティナビリティレポート


こちらについては改めてご説明させていただく機会を設ける予定ですが、ぜひ株主・投資家の皆様にはご一読いただければと思っています。

引き続き、社員一同、皆様の安心・安全を守れるサービスの提供に向けて事業を進めてまいりますので、今後とも温かく応援いただけますと幸いです。

最後までお読みいただきありがとうございました。

▼ IRについてのお問い合わせ
決算に関するご質問・IRに関するお問い合わせは、下記ページよりお問い合わせください。


▼ IR担当のX(旧twitter)アカウント
TXでの情報発信も行っております。


最後までお読みいただきありがとうございました。

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(ご留意事項)
本記事は、情報提供のみを目的として作成しており、有価証券の販売の勧誘や購入の勧誘を目的としたものではございません。


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