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きらめ樹セルフビルド物語Vol.11コンセプト
ヒノキの皮むきを夫婦で行いました。
一年間、森の中で自然乾燥させます。
伐採するまで、どんな家、どんな生活にしたいかを2人で色々考えました。
《セルフビルドのコンセプト》
一、できるだけお金をかけずにタイニーハウスを建てる。
二、自分たちが山から運び出した『きらめ樹材』を使用する。
三、『きらめ樹材』を余すことなく、利用すること。
四、自然豊かな土地で、小さな家で大きく暮らす
など
『きらめ樹』とは?
NPO法人森の蘇りが推奨している皮むき間伐の愛称。
女性も子どもも、みんなができる森づくり!それが、『きらめ樹』
です。
僕達夫婦は昔からログハウスに憧れていました。セルフビルドするなら、小さなログハウスがいい。
ただ、前回も書いたようにコンクリート基礎をセルフビルドすることは、素人にしては非常に難易度が高い事と、土中環境(大地が息が出来る)を考えた基礎はないものか?
![](https://assets.st-note.com/img/1700716881857-a1DkM6jLSn.jpg?width=800)
まず最初に思いついたものは、日本の伝統工法で、古民家などの基礎として使われてきた『石場建て』と言う工法がです。
まさに、大きな石の上に柱を建てるやり方です。
![](https://assets.st-note.com/img/1700716838297-UDeypj9X4w.jpg)
この石場建ては、土地全体をコンクリートで固めないため、理想的なのですが、どういう訳か?建築基準法で認められていません。
建築基準法を満たすためには、限界耐力計算と言う時間とお金をかける難しい方法があることが解りました。しかしこれですと僕達のお金をかけないと言うコンセプトから外れてしまいます。
さて困ったなぁ~?
また色々調べました。
そこで見つけたのが、トレーラーハウスでした。
![](https://assets.st-note.com/img/1700718035858-FnELDwiN3A.jpg?width=800)
トレーラーハウスはタイヤのついたシャーシ (鉄のフレーム、土台)に構造物を乗せたもので、居住用として使用できます。
但し車両扱いになります。
トレーラーハウスはタイヤが着いていますが、住居として使用する際は、数カ所をジャッキアップする形でタイヤを浮かせます。
点基礎のイメージです。
これですと、土中環境には持ってこいです。
石場建てと同じで、大地を固めずにすみます。
基礎になるシャーシだけを購入出来るのか?
トレーラーハウス屋さんを色々調べたところ、あるトレーラーハウス屋さんが出来上がっているシャーシを購入すると運送費も含めかなり高くなるので、タイヤAss’yだけを購入して、地元の鉄工所さんにフレームを作製して貰い、現場で組立てて貰ったら良いよと教えて貰いました。
良し!ログで作るトレーラーハウスにしよう。それもきらめ樹(皮むき間伐)材で!
僕たちは ログハウスのトレーラーハウス(3.3m✕12m)をセルフビルドすることに決めました。
車両扱いなので 建築確認が必要ありません。しかし、いい加減なものではなく耐震性を備えたしっかりとしたトレーラーハウスにしたいと思いました。
次にシャーシの上物のログハウスはどうやって作るのか??
つづく
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