言葉は感動的なイノベーション|とべちゃんのレシピ
私の人生で一番と言っても過言ではないイノベーションは「言葉」との出会いである。
経験と考えを言葉にする、これは私にとってとても重要な活動になっている。音楽とか絵を描くとか、芸術的な自己表現の手段を持たない私にとって、言葉は唯一で最大の自己表現ツールだからである。
幼少期から、私は自分の中に何かがいるのを確かに感じていた。自分の中にぼんやりと確かにある何かをなんとかしたいと思い続けていた。
自分の外側に”表現したい何か”が確かにあることはわかるのに、どんな手段で、どう表現できるのかがわからなくて、モヤモヤしていることが多かった。
大人になるにつれて、言葉と思考が追いついてくると、自分のモヤモヤとする未知の感情や状態がなぜ起きているのか、それが何なのかを解き明かし、言葉で説明できるようになっていった。
子どもの頃は明るく積極的な一方で、感受性豊かで情緒不安定気味な自分に歪さを感じ続けていたし、自分で自分を上手く理解できなくて辛かった。
でも今は違う。自分が全部言葉で説明し尽くされて、言葉が積み上がって埋まっているような、見えるものとわかるものが多い状態という感覚がある。だから自分に対する不安も怖いこともない。
言葉は自分の中にある未知のものに形を与えてくれる、思考は言葉と言葉をつなげてストーリーにしてくれる。
言葉と思考で自分を具体的に整理することで、幼少期に抱えたいたモヤモヤや、自分がなぜこんな気持ち(状態)になっているのかわからない、という状態を解決できるようになった。だから、子どもの頃より、大人になった今の方がずっと毎日が楽しく、心が穏やかである。
言葉って感動的。
本日もありがとうございました。
とべちゃん :)♡