言葉じゃなくて絵に

昔から自分の気持ちを言葉にするのが苦手で、吐き出そうにも吐き出せなかった。

マイナスなものはもちろん、プラスのものも。

どうしたらいいのか全く分からなかった。

センターが終わって絵を描くようになって、言葉じゃなくて光景というか、絵にすればいいんじゃないのか、ということに気づいた。

実技の勉強もやらなきゃならないんだけど、この作業はどうしてもやめられない。

自分の首を絞めることになるかもしれない。

意味の無い作業かもしれない。

でも、できるだけ早く描き終われるようにすることしかできない。

今は、狭い何もない部屋に、泣きはらした少女が壁にもたれかかって座っている。

窓は1つで白いレースのカーテン。

壁はnoteのテーマ色に少し白を加えた色。

床は板敷きで、一昔前のヨーロッパみたい。

少女は白髪で、赤い服。ワンピースというより、大人のロンTみたいなやつ。

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