中学校型指導と高校型指導

2020年10月31日(土)
こんにちは。今日はいわゆる生徒指導について考えていきます。

生徒指導とは

生徒指導とは、一人一人の児童生徒の人格を尊重し、個性の伸長を図りながら、社会的資質や行動力を高めることを目指して行われる教育活動のことである、と定義されています。

積極的生徒指導と消極的生徒指導の2種類に分類されると言われています。積極的生徒指導は、日常のあらゆる場面において行われる生徒指導のことです。一方消極的生徒指導とは、何か問題が起きた後に行われる生徒指導のことです。このような2種類の生徒指導を、教員は日々の学校生活で行っている。

しかしながら生徒指導には、大きな課題があります。それは一概に同じ指導ができないことです。ある生徒ではうまくいくが、別の生徒ではうまくいかない、なんてことは大いにあり得ます。そのため、毎回教員で話し合い、確実に適した指導を行っていかなければなりません。

学校での指導の違い

高校においても、学校ごとに指導の方針は異なっているように感じます。この学校では厳しく指導し、別の学校ではゆるくはないが、さほど厳しくはしない。この厳しく指導するものが、中学校型生徒指導と呼ばれます。出る杭はうつ、と言わんばかりに集団からはみ出るものは許さないというスタンスでの指導です。社会の厳しさをしっかり理解してもらうには、必要な生徒指導です。生徒に厳しくするため、嫌われたり反抗されることが必須でしょう。一方、厳しすぎないものが、高校型生徒指導と呼ばれます。高校生ともなれば、半分以上は大人です。そのことを踏まえて、上から押さえつけるのではなく、隣からサポートする指導です。いわゆるコーチングに近いものだと理解してください。この指導では生徒との関係が良好に保つことができ、比較的伸び伸びと学習へと向かうことができます。教員の言葉を聞いてくれる関係を作ることができれば、最高の生徒指導かもしれません。


生徒に適した指導をする 

結論は、その生徒さらに家庭に適する指導を行う必要があります。頭ごなしに叱ることが必ずしも良い生徒指導ではないと思います。生徒・家庭との良好な関係が築けなければ、保護者がモンスターペアレントになることは避けられないでしょう。学校も家庭も、生徒が大きく成長することをお互いに共有できる関係性を保つことが求められています。