見出し画像

代替えタンパク質について。

最近スーパーでも大豆ステーキとか植物由来のタンパク質を加工して作ったお惣菜なども見かけるようになりましたね。

まだ食べた事はありません。

それに昆虫食も有名になりつつあります。
僕は、旅行で長野県に行ったときに、イナゴの佃煮と蜂の子を食べた事はありますが、イナゴの佃煮はおいしかったですよ、特に脚の部分がカリカリしてておいしかったです。普通の佃煮の味でした。
蜂の子は食感が苦手でした、ビン詰めからそのまま食べたので味は覚えてませんが、おいしさは感じなかったので、何か調理した方がよかったのかもしれません。

両方とも見た目は虫そのままだったので苦手な人は苦手だろうと思いますが、どうせ食べるのならイナゴの佃煮がおすすめです。

世界中の人口を支えるためには、このままだと供給しきれないから、牛や豚を育てるよりもコストがかからず高品質なたんぱく源である昆虫を加工した昆虫食を研究開発している、というようなニュースは、3~4年前くらいに見かけた気がしますが、それ以降はテレビの芸能人が食べるくらいのモノしか見かけませんでしたが、すごいニュース記事のタイトルが目に飛び込んできたので、そちらを紹介します。

そんなもん作れんの??
フェイクニュースじゃないの??
と思いながら目を通しました。

代替タンパク質市場は2030年までに1250億ドルに成長すると予測されている。
Forbes JAPAN

すんごい流行っているみたいです。
日本の企業がこういうところに参入した、という話は聞かないので海外での話なのでしょうか。
国土が狭く、農業をやるにしても大規模で効率的な収穫ができない日本は、こういう技術を磨く必要があるとは思うのですが・・・。
ただ、僕自身がそうですけど、やっぱり抵抗感があります。
なんとなくちゃんとした食べ物ではない的なイメージですが、それも古い人間の感覚なのであれば、やはりこういう技術に投資して開発していく事は大切な事なんじゃないかなぁと思います。

英国の高級スーパーマーケット、ウェイトローズの「2022飲食料品レポート」によると、顧客の70%近くが、食品のカーボンフットプリント(製品の原材料調達から生産・流通を経て廃棄されるまでの温室効果ガス排出量)を重視して購入しているとわかった。
Forbes JAPAN

ちょっと僕はあまり食材の買い物とかしないのですが、こういうカーボンフットプリントと言われるような温室効果ガス排出量って、商品ラベルのどこかに記載されているのでしょうか?
いつも割引ラベルしか見て買ってないので、今度はもうちょっとラベルをよく見てみようと思いますが、日本人でそういう部分まで意識して買い物している人って少ないのではないかと思います。
やはり海外と日本でのSDGsに対する感覚の差って大きいのだろうなぁと思いました。

僕は売れ残りのお惣菜を買ったり、商品の手前取りで自分なりに貢献しているつもりですが、まだまだ甘かったですね。

2021年4月に食品業者からレストランに出荷された代替タンパク質製品は、前年比で60%増加したという。要するに、人々は代替タンパク質を求めていて、その需要は当分続くということだ。
Forbes JAPAN

これはアメリカの統計なので日本とは違うと思いますが、以前はアメリカで起こった事は10年後には日本でも当たり前になる、と言われていました。
その当時よりもグローバル化が発達して情報も早く入るようになってきていますし、早いうちに日本でも同じような状況になるのかもしれません。

代替タンパク質は大豆やグリーンピースといった従来の原料から、もっと斬新で型破りな原料に移行しつつあるという。海藻や昆虫はまだわかるが、驚きなのは「火山灰」や「空気」だ。
Forbes JAPAN

大豆や昆虫は僕でもまだわかります。
火山灰や空気からたんぱく質って意味が分かりません。

これらの革新的な代替タンパク質は、どちらも微生物による発酵のプロセスを利用している。
Forbes JAPAN

火山灰や空気をそのまま可能するのではなく、そこにいる微生物による発酵プロセスによってたんぱく質を生み出す技術のようですね。
なんとなくわかりますけど、微生物が生み出すたんぱく質と言われても・・・。という感じです。

ただ、昨日の記事で腸に関する内容を書いて、微生物ってすごいという内容もあったので、微生物についてはもっと知っておく必要がある時期なのかもしれません。

バイオマス発酵技術を用いて、先に述べたイエローストーンの火山温泉由来の真菌「ファイ」を代替タンパク質の主原料に使用している。

ネイチャーズ・ファインドの栄養豊富な真菌ベースの代替タンパク質「ファイ」は現在、朝食用ハンバーガー・パテやクリームチーズとして販売されている
Forbes JAPAN

火山灰の中から見つかった微生物ですでにハンバーガーのパテやクリームチーズとして商品化されてるみたいです。

栄養素もしっかりしているみたいなので、びっくりです。
食べてみたいけど、どうなんでしょう。
何も知らなければわからないのかもしれませんね。

1960年代、NASAは水素細菌と呼ばれるバクテリアが水素を代謝することで、空気中の二酸化炭素をタンパク質に変えられるのを発見した。生成された無味無臭のタンパク質は、従来の食品のような見た目や味に加工することができる。
Forbes JAPAN

個人的には、こっちの方がすごいと思いました。
空気中の二酸化炭素をたんぱく質に変えるなんてすごい発見ですよね。
62年前に発見されたわけで、それだけの年月を商品開発などに費やしていたのでしょうか?
そこまでは記事からは伺えませんが、二酸化炭素が食べ物になって少しでも減らせれるのであれば良いと思います。

エア・プロテインのウェブサイトによると、同社の代替タンパク質は「ビタミンやミネラルなどの栄養素が豊富で、9種類の必須アミノ酸と大豆の2倍のアミノ酸を含んでいる」。エア・プロテインはこれまでに代替チキン、代替フィッシュ、代替ホタテの製品を試作している。
Forbes JAPAN

エアプロテインって社名がそのまんまで面白いですね。
大豆の2倍のアミノ酸、代替えチキンに代替えフィッシュはわかりますけど、なぜに代替えホタテなのでしょう。食感とか再現しやすいのかなぁ。

フィンランドの食品技術企業ソーラー・フーズも空気からタンパク質をつくっている。同社の「ソレイン」は「最も自然な形のタンパク質」と銘打たれた粉末タンパク質だ。

ソレインに含まれる栄養素はタンパク質が65~70%、脂質が5~8%、食物繊維が10~15%、ミネラルが3~5%と、乾燥大豆や藻類によく似た構成になっている。
Forbes JAPAN

結構空気から作れるんですね、タンパク質。
しかも栄養満点じゃないですか。空気なのに。
僕は少しだけ農業で大根やトウモロコシを作ってた事がありますが、土づくりから肥料選び、水やり、草取り、季節や時期に合わせて種まきとか、すごく手間暇かけて育てて収穫した野菜も、中途半端な広さの農地では利益が出ないんですよ。種代も結構かかりますし、トラクターを借りる費用も燃料も肥料代も結構かかる上に、早朝から農地にかかりっきりですので自分の人件費も考えるとまったく経営は成り立たなかったです。
そう思うと、これからの農業や畜産業の担い手不足もある中で、こういう代替え食物は自然と注目されるのだろうなぁと思いました。

「現在の予測では、人類が過去8000年間で生産した以上の食料を今後40年間で生産しなければ、世界人口を養えない」とADMは言う。「従来のタンパク源にとどまらない代替食品が不可欠になる」
Forbes JAPAN

これが本当なら、ほんとうに代替え食品の開発は急がれますよね。
まったく想像してませんでしたし、想像もできませんが、僕らが高齢者になって介護を受けたりするような時代には、宇宙食みたいな食事介助になっているのかもしれませんね。
いやぁ、そうだとしてもですよ、ちゃんと生活歴をアセスメントして、食事の雰囲気や色や香りを楽しむ食事、というケアを提供してほしいなぁ・・・。そもそも食材がなかったらどうしようもなさそうですけど・・・。

いまいち本当かどうか信じられなかったので、商品について調べてみました。
するとやっぱりちゃんともうあるんですね。

微生物発酵で代替タンパク質を開発する米Nature’s Fyndが、最初の商品を発表、公式サイトで予約注文を開始した(すでに完売)。
Foovo

さっきの記事で紹介した火山灰由来の微生物がつくるたんぱく質の商品ですね。すでに完売という記事なので、やはり相当人気があるのでしょう。

Nature’s Fyndのように微生物を発酵させて代替タンパク質を作る企業は増えており、「発酵タンパク質」は代替タンパク質の第3の柱とされ、注目されている。
Foovo

発酵タンパク質という名称みたいで、代替えタンパク質の第三の柱だそうです。第一は植物由来で第二は昆虫由来なのでしょうか。

家畜がもたらす温室効果ガスの影響を減らすため、ゲイツ氏はインポッシブルフーズやビヨンドミートの植物肉企業に投資している。
植物肉の原料となる植物を栽培する過程でも温室効果ガスが排出されることに番組は言及したうえで、「全く新しい食品源」を創出する企業Nature’s Fyndが紹介された。
Foovo

植物を栽培する過程でも温室効果ガスが排出って、すごい所まで意識していますよね。日本だとそういう視点で物事を見ている人は少ない気がしますが、地球全体の事を考えると温室効果ガスをいかに減らすかは人類全体の課題ですから、世界のトップ企業の経営者たちが世界全体に貢献するためにいろいろと取り組んでいるのがうかがえます。

Nature’s Fyndの菌類ベースのタンパク質は畜産と比べ、使用する土地は1%、排出する温室効果ガスは1%、使用する水は13%ですむ。

土地利用の効率性は動物性タンパク質の3.6倍、植物性タンパク質の1.8倍だという。
Foovo

これだけ効率化できて高品質化できるのはすごいですね。
数字だけだとちょっとイメージしにくですけど。

Nature’s Fyndのように菌類タンパク質を培養して食用タンパク質とする取り組みはほかにもある。

Meatiは菌類の中でも菌糸体と呼ばれるキノコの地中にある「根」に相当する糸状部分を使う。

Meatiは植物ベース肉では主流ではないステーキ肉を、菌糸体を使って18時間で作りだす技術を開発している。

AtLastも菌糸体を使ってベーコンを開発している。
Foovo

菌糸体を使って18時間でステーキ肉を作り出す・・・
菌糸体を使ってベーコンを開発・・・

ちょっと何をいってるのかわかりませんが、これからはステーキやベーコンとかは、本物の肉が使われなくなる可能性があるという事ですよね。

日本のカニカマみたいなものか、と自分を納得させようと思いましたが、カニカマはそうは言っても魚のすり身を使って加工しているからちょっと違う気もしますけど、全く別のモノから別のモノに似せて作りだす、という点では同じですもんね。

テセウスの船みたいなものかとも思いましたが、姿形を似せて中身は別物、という事ですから、厳密にはちょっと違うのでしょうか。

食べてしまえば何でも一緒、なんと事をいうと身もふたもありませんが、果たしておいしければそれでよい、安ければそれでよい、という所で落ち着く問題なのかどうか・・・。
その場面に直面してみないとわからないですね。

ただ、そうなった将来は、本当の天然モノの食材は本当に貴重で高価なモノになりそうですね。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?