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社会調査・統計学(1)

卒論で社会調査をすることになった私が、急ピッチで1から勉強していく記録です。目標は今年度の卒業…😱
情報カード10枚ごとにここにアウトプットしていきます。

1. 『定量データ』と『定性データ』

定量データとは

 『数値で計測・集計・分析が可能な情報』

『データ収集・分析入門ー社会を効果的に読み解く技法』 p.16-17

です。

メリットは、計測から分析までの作業が簡単であること。なぜなら、数値ではっきり現れるためです。

一方でデメリットは、心の変化等までは測れないこと。例えば、なぜ、この選択肢を選んだのか?の理由を明確に数値化ができないなどがあります。

また、「定量データ」は、「比例尺度」と「間隔尺度」に分類ができます。

「比例尺度」は、数値の差と比のどちらにも意味がある尺度のことです。例えば、身長についてデータを取る時、「身長が20cm伸びた」ことと、「身長が20%伸びた」ことのどちらもデータとして使うことができます。

「間隔尺度」は、数値の差に意味がある尺度のことです。例えば、温度についてのデータを取る時、「温度が5℃上がった」ことはデータとして使うことができますが、「温度が50%上がった」ことはデータとしての意味を持ちません。

『定性データ』とは

『数値化できる定量データ以外の文章・画像・動画・音声等の形式をとる情報』

『データ収集・分析入門ー社会を効果的に読み解く技法』 p.16-17

です。

「定量データ」のデータでは見えない人の心理や潜在意識、動画でないとわからない事実を取るために使われます。

また、「定性データ」は、「名義尺度」と「順序尺度」に分類ができます。

「名義尺度」は、データの分類のために整理番号を数値として割り当てるものです。例えば、血液型のデータを取る時、A型を1、B型を2、O型を3、AB型を4としたとき、この数値自体は意味を持ちません。

「順序尺度」は、順序にだけ意味がある尺度のことです。例えば、好きなボードゲームの順位のデータを取る時、その順序自体はデータとして使うことができますが、間隔や比率はデータとして使うことはできません。

2. 『定量データ』と『定性データ』の精度

『定量データ』である「比例尺度」と「間隔尺度」、『定性データ』である「名義尺度」と「順列尺度」は、精度に違いがあります。

最も精度が高いのは、「比例尺度」です。最も低いのは「名義尺度」です。

精度が高い尺度は、精度の低い尺度のデータを兼ねることができます。

例えば、年齢のデータを取る時、32歳、36歳というように具体的な数値で書いてもらうと、30代〇人というようにまとめる事ができますが、逆はできません。


参考文献
データ収集・分析入門―社会を効果的に読み解く技法 (アカデミック・スキルズ)


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