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パーフェクトブルーを観たので自分なりに考察して書き殴ってみた


タイトルまんまです
あ、普通にネタバレ注意です
ただの感想と考察(というには恥ずかしいレベルの自分の妄想)なので…

いままでパプリカと千年女優は見たんだけどパーフェクトブルーだけ観てなかったので観ました

なんかどっかのサイトに
千年女優と裏表の存在で千年女優が表ならパーフェクトブルーは裏って立ち位置の存在
みたいに書かれてたんですが、インタビューだったかな?詳しいこと忘れちゃったんだけど、その通りすぎて見ててうおおお…確かに…となってました
ただそれを書いた記事のリンクを紛失…失念…

(私は人が書いた言葉を自分が考えたかのように書きたくないので、どこかのサイトで見た誰かの言葉は全てちゃんと「見た」と書くようにしてます)

千年女優の序盤で親と芸能事務所が言い合って真ん中で主人公が俯いてるシーンなんかも、パーフェクトブルーにめちゃめちゃ似てるシーン出てるし…

パーフェクトブルーだとそれがマネージャーと事務所の社長がアイドル辞めさせたくないと女優やらせるで言い争ってるところ、あれまんまですよね

めっちゃ既視感あってウオォ…!ここってあそことまんまだ…!となってました
ほんとに色々なものが表裏一体だ…!ウオォ!みたいな。

あ、あと1番びっくりしたのは物語の1番最初の最初で主人公の部屋のテレビで流れてるニュースでさらっと「地震が発生して人が生き埋めになって亡くなってる」ってキャスターが喋ってるんですよね、ほんの一瞬だけ

それって千年女優の…もしかしてアレ…?みたいな。

ここでもうすでに鳥肌ゾワワ!てしてたけど、からの千年女優に当てはまるのにこっちだとそれがダークな物に変換されてる、みたいな事象とか小物、小道具とか、そういうのが細かくいくつもあって、気付くたびに鳥肌立ってました。

多分私が気づけてないけどもっとストーリーに散りばめられてるんだろうな…

超簡単に書くと、千年女優では主人公がずっと大事にしてた鍵の君から渡された鍵
あれって何回も物語に出てきてたけどパーフェクトブルーだと武器として人を傷つけるアイスピック、あれが何回も出てきてたよなー、とか思ったり。

先輩売れっ子女優さんが最初はキツイこと言うけど徐々に優しい言葉を言ってくれるようになる“女の先輩がくれる優しさ”とか。

めちゃめちゃ似てる…!

あと個人的に小物関係でびっくりというか、発見がありまして
千年女優関係ないんですけども

未麻の部屋にあるハート型の三つのクッション
あれ、色がメンバーカラー…自分の色のピンクと、解散してからもアイドル続けてたあの2人のメンバーカラーになってる…物語進んで部屋が汚くなっても、2人が自分と違ってアイドル楽しんでるのを直視して傷ついたりしてても、ずっと部屋に残ってて、捨ててないんですよね

未麻、よっぽどアイドル活動好きで、且つ2人のことも同じグループの仲間として大好きだったんだなって…しんみりしてました…

まあ細かい箇条書きみたいになっちゃった感想は置いといて、考察とか自分なりに受け止めた物語の流れが、いろんな人が書いてる考察と全然違ったのでノートに書き殴ろうも思ったわけです

私よりも頭が良い大人の人が書いてる記事だろうから偉そうなことは言えないんだけども…(←ここの気持ちデカいから恥ずかしくてノート書こうかちょっと悩んでた)


まあ、最後の方で日高ルミ(マネージャー)とあの不気味なオタクくんが犯人でしたみたいな、そんな感じになったわけですが

私、わりと序盤で個人的にマネージャーのおばさん怪しくね…?って思ってたんですよね(ドヤ顔)

というのも、オタクくんも不気味だったけど
「最初から一貫してアイドル活動をさせたがってた、女優業をやるのをずっと反対して辞めさせたがってた」のがあのマネージャーだけだったからです


キモいオタクくんはなんか暴言書きまくったファックス送りつけるとか受け取った未麻が大怪我する可能性あった爆発手紙とか、未麻を傷つけるような、そんなことしなくない…?みたいな。
キモ怖いけど、未麻に対して攻撃的になってるシーンなかったよな…?未麻に怒りを向けた描写なんかなかったはず

どちらかと言うと、未麻に缶投げたあのチンピラ三人とか、ヘアヌード写真でニチャニチャしてるリーマンたちとか、キモオタ等とか、あとヘアヌード写真のせてあるグラビア雑誌引きちぎったりとか、
なんていうか、未麻に対して(キモいオタクくんがオタクくんなりに考えた)危害を加えた人たちにキレてるだけだったり。
あとは自分が脳内で作り上げた未麻像を崇めてるだけだったような…と…
割と無害寄りの物体でしたよね

オタクって、いつの時代になっても同じような感じで存在してるんだな…序盤に出てくるオタクたち、あんなん令和の時代の今ですらウヨウヨそこらへんにいますからね…
まあそれは置いといて…

その点マネージャーは
みんないろんな思惑あって未麻のこれからの方向を話し合ってたけど、ファックス送ってたまだ正体がわからない激こわストーカーみたいなやつと考え方めちゃめちゃ一致してる。
「女優になってほしくない!」「アイドル辞めた未麻は未麻じゃない!アイドルでいて!!女優やらないで!!」って気持ち。
未麻視点でまだ正体がわからない怖い人からされてること、そこを見てわかる主張がマネージャーの主張と完全一致してる…というか…

あとPCの説明やたらと流暢に説明してたところな?
未麻が病んだ大きな原因であるPC、あれ未麻の部屋にPC設置したのあの人やんって未麻の病みが進むにつれて思い返してました

てか未麻がインターネット全く知らなーい!教えてー!って軽く言っただけでえ、PC設置して用語とか仕様事細かく説明しまくるとか、何?そこまでする必要ある?そもそも今から仕事が忙しくなっていくっていう流れなのにいらない存在だろPCなんか…
って感じであのPCのところくらいでコイツ!犯人だろ!不気味オタクくんだと思わせといてからのマネージャーが犯人で終わるんだ!!もうなにも驚かないぞ!!(ドヤ顔)と思ってました

未麻自体はあのキモいオタクくんしかストーカー異常行為してくるような人物に心当たりないからずっとオタクくんがストーカーしてると思い込んでて、しかも未麻視点で物語は続いていくからそれがずっと描写されてて、マネージャーの完全犯罪になりかけてましたね
まあ私はずっとマネージャーを疑ってましたが!(ドヤ顔)

あと、殺害されてしまってた人たちみんな目が…
っていうのは、マネージャーおばさんとそれに操られて共犯になってたキモオタクくんどっちかわからいんだけど
「アイドルとして活動させないで未麻を無理やり女優にさせたお前は(お前たちは)節穴だ!!目が腐ってる!!見る目がない!未麻はアイドルでいる時が1番輝いてるんだ!!」
っていう思い込みと押し付けたい憎悪、みたいなそんな意図で…まさに節穴、穴に関連してというか、そんな腐ってる(と犯人が思い込んでる)目に穴が開くくらいブッ刺したんだろうなって…

感想と考察が飛び飛びなのと、混ざってしまってて申し訳ないんですが忘れないうちに殴り書きでもいいから書きたかったんす。
どうせ誰も見てないだろうからここで書くくらい許してくれ

あと、みんなサイトで言ってなかった(というか言ってる人をたまたま見てないだけかも)んだけど、

未麻、
アイドルだった未麻に固執してるマネージャーおばさん、
あとは完全に幻影の、アイドルのままの格好してる未麻、

この三人の関係性?についてなんだけど
千年女優と、このパーフェクトブルー、
まさにさっき書いたどこかの誰かが書いた記事にあったのが記憶に残ってるから考察に至れたんだけども(感謝)

千年女優もパーフェクトブルーも、女優業で居続けることの辛さとか苦しさとか険しさ?みたいなもの、あとは売れっ子女優として居続けなくちゃいけないためにやらなければならない地位が高い男への性的な奉仕(パーフェクトブルーだと奉仕って言葉じゃないと思うけど、性的搾取が必須条件になってるって意味ではこの言葉が1番近いような…)
全部まとめて主人公はそれを幻影(幻覚?)にぶん投げてなんとか現実で生き抜いてるんだなと思いました

千年女優はそれが「あの鍵の君に恋焦がれてずっと追いかけている自分」という幻影(幻覚?)にぶん投げていたから、枕営業とかしたくなかった結婚とか、そういうのにも我慢できてなんとかそこから…って綺麗に終わっていたんだけど、

パーフェクトブルーは、そこが違って、上手く言えないんだけど、なんなんだろうな…

売れるためにやらされるドラマのレ×プシーンとか、これまた事務所の思惑で売れっ子になるためにやらされるヘアヌード写真集?とか、主人公の心が破壊されるような
(見てるこっち側もしんどくなるような)
仕事としてだけどそういう辛い経験をすればするほど

アイドルで穢れてなかった時の自分に戻りたい!自分は汚れてしまった!もう戻りたいアイドルの頃に戻れない!

っていう自己嫌悪とか辛さとか、PTSDになってしまった人特有の自分を責めてしまう現象とか、そういうの、全部あれだよ、あれ、アイドルだった頃の未麻の幻覚が出てきて
(アイドルのままの)未麻が(アイドルを辞めて穢れてしまった)未麻を言葉と嘲笑で責めて来てて…

未麻はぶんなげる場所が違って(ある意味間違えてしまってた?)(それは違うか。ぶん投げる方法がまだわからない歳だったのかな?不明)ずっと自分を責め続ける幻覚、“アイドルだった自分”にその役割を投げてしまっていて
だからあんな感じにどんどん物語が進んじゃったのかな、と思いました

自分は汚れているんだ、だからもう大好きだったアイドルに戻れない、自分のせいで自分が汚れた、みたいな、自責思考じゃなくて、他責思考にできたり千年女優の時みたいに自分じゃない誰かの幻影(幻覚?)を脳内に作り上げてそこに向かってフラストレーションをぶん投げていれば全然終わり方違ったよなぁみたいな…しんど…

ここが千年女優とパーフェクトブルーの表裏一体な部分だ…!と勝手に解釈してゾワワとなっていました

似てるんだけど、主人公が縋るところが全く違う
縋るところだけが違うだけでハッピーエンドルートになる千年女優と、メリーバッドエンド(?)になるパーフェクトブルー、ま、まさに表裏一体…

(日本語崩壊しすぎてると思うのであとで編集します)

あとやっぱ色んな人が考察してる、未麻の最後のセリフ…
「私は本物だよ」

えーこれ既に書いてる人がいたら恥ずかしいんだけど今のところ見回った考察サイト、全員解釈不一致で嫌なんですよね

超超超個人的な解釈だけど私の考察は…これも日本語崩壊すると思うけど書けるうちに書き殴っておきたい…

とんでもない乱闘シーンがあって死にかけたりで色々あったけど、なんだかんだで
あの精神崩壊したマネージャーおばさんに、自分を苦しませてた幻覚として存在して離れてくれなかった“アイドルのままの格好してる幻覚未麻”を全て押し付けられた、
これでやっとアイドルのままでいたかった気持ちを持ってる自分を捨てれた、
本物の自分になれた、
てか女優業として生きる自分になって前に進むんだっていう覚悟ができた、
もういいんだ、だからこれが本物の私なんだよ、
みたいな、あのセリフはそういう意味だったんじゃないかなって…

というのも、精神崩壊したマネージャーおばさんの鏡にはしっかり幻覚未麻が写ってるんですよね

乱闘シーンがあって、からの種明かしが終わりました!これで一件落着!未麻を狂わせていた幻覚未麻もいなくなりマネージャーおばさんは半永久的に精神病院ですごすので害をなすものはもういません!未麻は安心して女優として前に進めます!

みたいな終わり方だったとしたら、あの鏡に映ってるのはただの花束抱えたおばさんのはずなんですよ…ね??え、そうだよね?(困惑)

未麻視点でも、精神崩壊したマネージャーおばさんが鏡に向かって見ている幻覚未麻が見えてるってことは、イコールとして幻覚未麻は完全消滅していなくて存在してる、これからも多分存在する。消えることってないんじゃないかな?

だって千年女優のラストでは鍵の君まだ存在すると信じて主人公進みますからね、表裏一体として描いているんだから、こっちだって幻覚未麻は存在し続けるのでは…


だけど本物未麻は昔と違ってそれを俯瞰できている。
幻覚未麻は自分を責めずに精神崩壊マネージャーおばさんの前に立っていて、自分をターゲットにしてない。
全てをマネージャーおばさんにぶん投げて終われてる

悲しすぎるエンド
メリバってやつなのでは…

本物未麻はもう俯瞰して見れるくらいに落ち着いた(?)、なので幻覚とか幻聴に苦しめられて頭狂うことも無く、
女優業に専念できる、
てか女優業を生業にしなければいけない現実を飲み込んだ(←これが1番近い言葉な気がする)、

もちろんあの最後のセリフを言ってる時の本物未麻はアイドルに戻りたいとか全く思ってないんだろうなって…

でも未麻自身それでいいと思わなきゃいけない、思わないと前に進めない、やってらんないからぶん投げたんだろうな…(これはただの私の妄想)

これを書いてる人がとにかくいなかったのでモヤモヤしてました。
もしかしたらグーグル先生漁りまくったら頭良くて語彙力もある有能ニキが的確な考察してるのかもだけどトップに表示されてる人たち10個くらいサイト見たけどみんなこれ書いてなくて
オイ!ここは?!あとココも書かないの?!見てたよね?!書きなさいよ!!となってました。

書いてる人いたら本当に恥ずかしい

あとで編集するって書いたので、もう一回見に行ける時間を作ってまたじっくり細部を確認してまた考察したいと思います

最後にまた書くけど、これまんま考察してる人いたらまじで恥ずかしい!!以上

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